本書は「教えて!goo」で繰り広げられるQ&Aを基に、阿川佐和子さんと、司会役の編集者があれやこれやと雑談をしていきます。その中で、Qをめぐる阿川さんならではの見解を読者のみなさんに楽しんでいただく、という趣向です。
動きの中に「欲」「弱さ」「醜さ」がすべて露になる。一流スポーツ選手から企業経営者までを魅了する本物の勝負師の「天運」を掴む真髄とは。
地図にない本屋と聞いて、カノさんの本屋だと思った。ときどきしか行けない、その日しか存在しない本屋を作りたいと言っていたのだ。ショップカードの番地は「1-7-水曜日」、間違いない(「水曜日になれば(よくある話)」)。ほか、沖縄の古書店で自分と同姓同名の記述を見つけた女性、宇宙船に一冊だけ残された貴重な地球の紙の本を持つ少年などを描く、人気作家たちが紡ぐ様々な「本をめぐる物語」。本から広がる不思議な世界8編。
塾講師・光一のアパートの部屋の前が泥だらけになった。周囲には不自然なタイヤ痕。彼は泥の中に金属片を見つけ驚愕する。“challio 0914”。10年ほども前、自転車で出かけたまま行方不明になった、男児の自転車のエンブレムだった。隠してきた秘密が、光一を苦しめ始めるー。亡霊自転車の怨念と、過去にとらわれ続ける人々の深い苦悩。第15回日本ホラー小説大賞短編賞受賞の著者による「泣けるホラー」、待望の書き下ろし。
『STORY』連載エッセイ平成最後の5年分!
イメージの旅でたどる日本文化の深層。「もの」とイメージが投げかける想像力の世界。日本人は「もの」を媒介にどのように世界を解釈してきたか。-「イメージの狩人」の思索行。
ランディーはカナリアのようなこえでうたうことができるスズメです。そだてかたをかえればスズメらしくないスズメになれるのです。幼年版。
犯罪者の心を読む。犯罪者は、犯行前、犯行時、そして犯行後に何を考えるのか?その揺れ動く心理を追い、「心の闇」と犯罪の本質に鋭く迫る!怖いのは、他人の心だけではない…。
科学は疑問をもつことから始まる。あくびはなぜ伝染する?なるべく雨に濡れない歩き方は?虫はなぜ群れ飛ぶ?ナックルボールはなぜ打ちにくい?真中の肘掛けは左右どちらの人のもの?TVでビッグ・バンを中継中?ガンはなぜV字編隊で飛ぶ?さかんに「まばたき」するのはどんな時?好奇心をもって見なおせば、思いがけない世界が広がる。
やっと一人になれる!パスポートを手に入れたとたん、うずきだす旅心。インドへ、タイへ、ベトナムへ、韓国へ…。
編者は、永年にわたって日本全国の村々を歩き、民衆のあいだに古くから語り伝えられてきた昔ばなしの採集につとめてきた。その昔ばなしの中から、「桃太郎」「舌きり雀」「花さか爺」「三年寝太郎」「文福茶釜」「百合若大臣」「雪女房」等70数篇を収録。
博奕打ちの矜持。“麻雀バカ一代”小島武夫の青春闘牌記。
新宿駅前に“空飛ぶメリーゴーラウンド”が現れた。回転する木馬から舞い降りた少女・紅天蛾は七人の忠実な下僕を操り、超常なる力によって破壊と略奪を繰り返す。警察なんて当てにはできない。新宿少年探偵団が無垢なる悪意に闘いを挑む。江戸川乱歩の世界を現代によみがえらせる長編冒険ファンタジー。
スズメはいつも人間の近くにいて親しみのある鳥です。けれど、何を食べ、どこに巣を作り、どんな生活をしているのか、ほんとうの姿は意外と知られていません。みんなの知らないスズメの生態から人間とのかかわりまでを広くさぐった一冊。小学中級以上。