『薔薇館』『乾草物語』につぐ古稀自祝の第三句集。養痾旦暮の感懐を軽妙洒脱に詠い、現代の雪月花と恋・無常の人生模様を虚実自在に展開する。本格派による待望の最新句集。
高知に生き、伝統の技を継ぎ磨き続ける20人の名工を尋ね、鋭く澄んだ感性をもってその美事な手練、心意気、遍歴を纒綿と綴る。
経済・科学・芸術などさまざまな分野で著名な研究者を数多く生みだしているユダヤ人-その4500年の歴史は流浪の歴史でもあった。しかし幾多の困難に遭っても笑いを忘れないユダヤ人、その知的エッセンスを本書で紹介する。辛口のジョークをたっぷり堪能されたい。
スズメバチが空きカンのジュースを吸う。ハチ世界の異変と人間生活との意外な接点。
心やさしいおばあさんは、ほねをおったすずめのめんどうをみてはなしてやりました。一月後のこと、そのすずめがやってきて、一つぶのたねをおいていきます。おばあさんが庭さきにたねをまくと、やがて、たくさんのひょうたんが実りました。4歳から。
本書はウェーバーがこの20世紀という現代の精神史的状況をどう捉え、それに知的にどう対処しようとしたかを明らかにしようとしたものである。
本書は、障害児の親の手記を単にまとめたのではなく、おばあちゃん、兄弟など家族の人たちの温かい文章が、一人ひとりの障害児ごとにまとめられています。
朝の台所の天窓にやってくる、にぎやかな雀たちのように、ささやかだけれど、毎日を元気で、個性的に生きていくために-。人生をおもいっきり愉しむ、確かな眼と知恵がちりばめられたエッセー集。