11月下旬の八ヶ岳。山荘で目醒めた小説家の安斎が見たものは、次々と襲ってくるスズメバチの大群だった。昔ハチに刺された安斎は、もう一度刺されると命の保証はない。逃げようにも外は吹雪。通信機器も使えず、一緒にいた妻は忽然と姿を消していた。これは妻が自分を殺すために仕組んだ罠なのか。安斎とハチとの壮絶な死闘が始まったー。最後明らかになる驚愕の真実。ラスト25ページのどんでん返しは、まさに予測不能!
第二次世界大戦中のロンドン郊外で、足と翼に障碍を持つ一羽の小スズメが老婦人に拾われた。婦人の献身的な愛情に包まれて育った小スズメは、爆撃機の襲来に怯える人々の希望の灯火となっていくー。ヨーロッパやアメリカで空前の大ベストセラーとなった英国老婦人と小スズメの心の交流を描いたストーリーを、梨木香歩が完訳。
動きの中に「欲」「弱さ」「醜さ」がすべて露になる。一流スポーツ選手から企業経営者までを魅了する本物の勝負師の「天運」を掴む真髄とは。
勝つことの引力に魂を縛られた現代人。「敗者」の99%は自滅だ!「勝者なき時代」の人生指南書No.1。
明治36年、山口県に生まれた童謡詩人金子みすゞ。彼女の残した作品には、小さな動植物に対する深い愛情や悲しみ、そして子供の持つ独特の感性などが、みずみずしい言葉で綴られています。
高速道路で運搬トラックが横転し、一匹の豚、トンコが脱走した。先に運び出された兄弟たちの匂いに導かれてさまようが、なぜか会うことはできない。彼らとの楽しい思い出を胸に、トンコはさまよい続ける…。日本ホラー小説大賞短編賞を受賞した表題作をはじめ、親の愛情に飢えた少女の物語「ぞんび団地」、究極の兄妹愛を描いた「黙契」を収録。人間の心の底の闇と哀しみを描くホラーの新旗手誕生。
第二次世界大戦下のイギリス。夫に先立たれた一人の老ピアニストが出会ったのは、一羽の傷ついた小雀だった。愛情深く育てられた雀のクラレンスは、敵機の襲来に怯える人々の希望の灯となっていくー。特異な才能を開花させたクラレンスとキップス夫人が共に暮らした12年間の実録。世界的大ベストセラーの名作
お話の中で、おじいさんとおばあさんは、したきりすずめをさがして、同じように行動します。しかし、すずめに対する純粋な優しい気持ちで出かけていくおじいさんと、宝ものほしさで出かけていくおばあさんとでは、すずめをさがす気持ちに、天と地ほどの差があるのです。みなさんには、おじいさんの優しい気持ちを感じとっていただけたら、と思います。
スズメのチュンは、ヒナのとき、死にそうな状態でひろわれて、獣医の竹田津先生のところへ持ちこまれました。すっかり元気に成長して、家族の一員となったチュンは、どうやら、自分を人間だと思っているようです。一羽の小さなスズメとの生活をつづった、森の獣医さんのゆかいな動物日記。小学中級以上向き。
深山木薬店の三人組に分裂の危機が!展覧会からサファイアを盗み出す犯罪計画に巻き込まれた座木とリベザル。だが一方で秋は盗難警備の依頼を受けていた!さらに、対決の場に突如現れた道化師の死体とは?混乱する事態はいかなる結末を迎えるのか?花屋の主従コンビが新登場する快調シリーズ第4弾。
完全に封印され「密室」状況となった館で起こった一族六人殺しの真犯人は、いったい誰だったのか。事件から一年後、真相を探るべく館にやってきた兄弟たちは推理合戦を繰り広げる。そして、また悲劇の幕が開いた…。恐怖と幻想に満ちた本格ミステリー。巻末に全著作リストを付す。
どんな顔?えっ渡り鳥なの?減ってるって本当?意外と見えてない愛すべき隣人のすべて。
バードウォッチングに興味をもった人が、まず最初に手に取る1冊。日本のおもな鳥300種をピックアップ。ふだん見られる鳥はすべてカバーしている。それぞれの鳥の特徴がよくわかる写真を大きく使い、解説はコンパクトにまとめた。鳥の大きさは、スズメやカラスなど、よく見かける鳥との比較で、わかりやすく表現。解説は、大きさ、特徴、見られる場所が一目でわかるパートと、「見られる場所」「行動」「食べるもの」「鳴き声」「見た目の特徴」をていねいに紹介したパートの2つにわかれ、用途に応じて使い分けられる。写真のキャプションは、写真を見ながら色やかたちの特徴を覚えられる書き方。ポケットにすっぽり入って簡単に持ち運べるサイズで、まさに初心者にぴったりでしょう。
地図にない本屋と聞いて、カノさんの本屋だと思った。ときどきしか行けない、その日しか存在しない本屋を作りたいと言っていたのだ。ショップカードの番地は「1-7-水曜日」、間違いない(「水曜日になれば(よくある話)」)。ほか、沖縄の古書店で自分と同姓同名の記述を見つけた女性、宇宙船に一冊だけ残された貴重な地球の紙の本を持つ少年などを描く、人気作家たちが紡ぐ様々な「本をめぐる物語」。本から広がる不思議な世界8編。
「おでん、すきやき」が「筍にそら豆」になる一月から五月までの百日間、「ちゅんちゅん、ぺちゃくちゃと自分勝手なおしゃべり」を毎日書き留めた手帖。冬枯れの光景に、悲惨な事件を起こしてしまった女性の心理を思いやり、陽気が温かくなると、しょっちゅうまぜずしを作って父・露伴を閉口させたかつての自分を懐かしむ。日常の何気なさの中に、“暮らし”の実感を伝える随想集。
日本では観客動員数1115万人、興行収入148.6億円を記録、
『君の名は。』『天気の子』に続き、3作連続で1000万人突破の快挙を達成。
第46回日本アカデミー賞では「優秀アニメーション作品賞」を、更にRADWIMPS・陣内一真が「最優秀音楽賞」を、
宗像草太役・松村北斗が話題賞俳優部門を受賞。
勢いは国内に留まらず、海外での興行収入は290億円を突破し、
日本映画史上、海外で最も見られた作品となった。
世界中から注目されるアニメーション監督・新海誠の最新作『すずめの戸締まり』がBlu-ray&DVDで遂に発売!
本編はパッケージの為に細部にわたり273カットをブラッシュアップ。
新海誠監督 集大成にして最高傑作
国境や世代の垣根を超え、世界中を魅了し続けるアニメーション監督・新海誠。
全世界が待ち望む最新作『すずめの戸締まり』は、
日本各地の廃墟を舞台に、災いの元となる”扉”を閉めていく少女・すずめの解放と成長を描く現代の冒険物語だ。
すずめの声に命を吹き込むのは、
1700 人を超えるオーディションから新海誠が探し出した、たったひとりの才能・原菜乃華。
溢れ出る感情を声にのせるみずみずしい原石に、物語のヒロインを託す。
扉を閉める旅を続ける“閉じ師”の青年・草太役には、
新海誠が「内面の豊かさ」をオーディションで見出した松村北斗。
椅子に姿を変えられてしまう青年という難役を真摯な姿勢で乗り越え、見事に演じ切った。
そして二人を支える、すずめの叔母・環役に深津絵里、草太の祖父・羊朗役に松本白鸚。
さらには染谷将太、伊藤沙莉、花瀬琴音、花澤香菜という精鋭キャストが集結。すずめの旅を鮮やかに彩る。
音楽には、新海作品3 度目のタッグとなるRADWIMPS。
共作として日米の映画やアニメシリーズで活躍する映画音楽作曲家・陣内一真が参加し、
本作でしか成しえない最強の布陣で、壮大かつ繊細な冒険映画の機微を表現する。
また、主題歌「すずめ」を唄うのは次世代の逸材・十明。唯一無二の歌声で、物語の昂ぶりを奏でる。
すずめが歩む道の先で待つのは、見たこともない風景。人々との出会いと別れ。驚きと困難の数々。
それでも前に進む彼女たちの冒険は、
不安や不自由さと隣り合わせの日常を生きる我々の旅路にも、一筋の光をもたらす。
過去と現在と未来をつなぐ、“戸締まり”の物語。
<収録内容>
<本編ディスク>
●本編
細部にわたり273カットをブラッシュアップ
●オーディオコメンタリー
新海誠監督と三木陽子助監督による本編特別解説!
それぞれのシーンに込めた想いや制作秘話など、作品を読み解く貴重な副音声。
●劇場予告(特報1/特報2/予告1/予告2)
●新海誠監督フィルモグラフィ
※収録内容は変更となる場合がございます。
「も、もうアカン…!もうアカンねん!ワシも死ぬから、オ、オマエも死んでくれ!」「オ、オマエ一人で生きていかれへんやろ?せやから、ワシと一緒に…」「イ、イヤや!イヤや!ボク死にたないっ!ボクは生きたいねん!生きるねん!何があっても死にたくないっ!」オトンから向けられた刃物の恐怖。容赦ない借金取りのオッサンたち。孤独も貧乏も不安も寂しさも、全部笑いとしゃべりで乗り越えたー。