おかあさんといっしょにおつかいにきて、まいごになってしまったティム。ティムには、ただのひとごみがしだいにまほうの森のようにおもえてきます。ティムは、すっかりおびえてしまいます。そのとき、ティムは、ちいさなすずめのあかちゃんをみつけたのです。いつもみなれているはずのなんでもないものが、あるとき、ひとりぼっちになったとたん、とつぜんなにかおそろしいものに見えてきてしまう…こんな、だれにでもありそうな子どもの心のひとこまを、フックスフーバー独得の雰囲気のある絵があざやかに描きだしています。
著者は、70年代から環境音楽の領域で活躍中の一人。本書は作曲家の視点をもって都市の音風景に触れた、音と環境の記録です。
本書は、「爆笑王」の異名をもち、また英語落語という新分野を打ち立てた桂枝雀が、脱線につぐ脱線を意に介せず、おもしろ文章でご案内するイングリッシュ・ワールド。にこにこ、ワッハッハと笑っているうちに、いつのまにか英語と仲良くなる不思議本なのです。
朝のキッチンの天窓にやってくる雀たち。ささやかだけれど、毎日を元気で、個性的に生きたいくために。優しさと強さがちりばめられた最新エッセー。
日本産動物は生き残れるか。はるばる海を渡り、サバイバルゲームに勝ち残った強者たち。ザリガニやブラックバスなど、代表的な帰化動物の生態と、恐るべき生命力の秘密を明かす。
本字典は漢字を徹底的に理解できるように、他の字典には見られない斬新な発想に基づいている。SKIP(字型式検字法)という画期的な検索法によりアルファベット順と同程度の速度で必要な漢字を見い出せる。6種類の検索法及び3種類の索引により迅速な検索ができる。6万の意味が42,200語・語素に対して示され、熟語に於ける漢字の役割が明確になる。
バクチ打ちの血が騒ぐ。レートは一晩数億円、勝負のアヤで命も賭ける。不動産屋やソープランド経営者たち今風成り金の集まる街に吸い寄せられた雀プロ、警官、ヤクザの群れ。ギャンブル・サバイバルの種目もどんどん広がって、いったい生き残るのは誰か!?トボケた雀鬼の奇策、秘技が満載の長編小説。
子どもの遊びでは、森羅万象すべてが題材対象となります。しかも「トンボのハネの迷路さがし」や「三輪車による町内見回り」のように、その楽しさは当人しか味えぬ各人別個なのが本筋です。かこさとし先生が40年以上かかってあつめにあつめた日本と世界の子どもの遊び。とうとうすっかり大公開。
乱入してきたアメリカ娘にいつもの賭場は大混乱。賭けこそ命の多彩な悪党たちがどうシノイでいくか。堅気を誘い込むやらハワイへ遠征するやら、パチンコ、競輪に種目を広げてデスマッチ。麻雀放浪記の時代から世代交代しつつある、バクチ打ちの裏の世界を明るくすさまじく描いた、最後のギャンブル小説。
子どもの頃、お母さんが話してくれたあの言葉ー「むかし、あるところに」。あの胸のときめきが、いま新しい絵本になりました。