童謡を中心に唱歌、歌謡曲を小沢昭一が歌うとき、歌が“老謡”として生き生きとしてくる。ここでは声楽的な歌とは反対に、下手でも楽しく、時には哀しく、人それぞれにあの頃の想い出いっぱいに歌われるものだと実感させる。老人力のなせる技の歌である。
今は亡き桂枝雀の秘蔵っ子、若手では人気・実力ともNo.1といわれる桂雀々のアルバムを2タイトル発売。身振り・手振りがまるでCD音源の向こうから伝わってくるような熱演だ。
2000年に上方芸能大賞「技能賞」を受賞して一層の注目を浴びている米朝一門の若手、桂雀三郎のアルバムを2タイトル発売。枝雀の二番弟子としても、落語に歌にと大活躍をしている。
アンドレ・ギャニオン、溝口肇ほか国内外のアーティストによるヒーリング・ミュージック・コンピレーション。TV番組やCMで耳に馴染んでいる曲を数多く収録している。
昭和5年に25歳の若さで逝った童謡詩人金子みすゞの詩を、紺野美沙子・小林綾子・檀ふみ・中井貴恵・宮崎美子らが朗読していく。そのバックに流れる西村直記のピアノ、シンセサイザー演奏が、さり気なく詩の世界を増幅している。優しく哀しい詩にポロリ。
最近ブームを呼んでいる童謡詩人・金子みすゞの生誕100周年企画。女優の若村麻由美がNHKラジオ特番で朗読した全作品に、西村直記が音楽をプラス。豪華解説本付きの10枚組。