ガンダー峰の大自然のなかで、いさましく生きた岩山の英雄クラッグの一生。カナリヤに育てられ、カナリヤのように鳴く1羽の雄スズメのほんとうの幸せとはー。ほか3編。
上方落語の人気者・桂枝雀が、落語の魅力と笑いのヒミツをおもしろおかしく解きあかす本。古典中の古典「寝床」「宿替え」から新作「雨乞い源兵衛」まで、持ちネタから選んだ落語五席を紙上で再演。さらに五回の対談で「笑いのメカニズム」について考えをめぐらし、落語のサゲを四つの型に分類してみる。
4才からおとなまで。
ランディーはカナリアのようなこえでうたうことができるスズメです。そだてかたをかえればスズメらしくないスズメになれるのです。幼年版。
上方落語の人気者・桂枝雀が、日ごろから愛してやまない持ちネタ厳選60を紹介する落語案内。噺の聞きどころ・聞かせどころ、落語に登場する人物たちのかわいらしさやいじらしさ、なにげない一言が描き出す背景の厚みと本当らしさ…といった落語本来の魅力をはじめとして、その噺を教えてくれた落語家さんたちのこと、弟子たちや嫁さんや子どもたちのこと、若き日の苦労話などもおりまぜて、枝雀ならではのらくごワールドが展開する。
桜井章一はいかなる相手にも状況にも決して屈しなかった。右頬に日本刀、左頬にドスを当てられ、親指の骨を折られたこともあった。それでも彼は、ただひたすらに牌を打ち続けた…。裏麻雀の世界を20年間無敗で駆け抜けた男の姿を克明に描いた幻の傑作、ついに文庫化。「雀鬼流」という哲学を見出すその陰には激しすぎる戦いの日々があった。
アメリカの絵本作家エズラ・ジャック・キーツが、日本の俳句をもとに、イメージをふくらませ、すばらしいコラージュの絵本にしました。俳句は、日本が世界にほこれる文化です。たった17音で、自然の美しさや自分の心の動きなどをみごとにいいあらわしてしまうこの詩は、世界中の人によろこばれ、今ではハイクとして、大人も子どもも、自分たちのことばで楽しんでいます。また、江戸時代の俳句も、英語に訳されると、こんなふうに、世界の子どもたちがそれをたのしめるものになります。これも、すばらしいことですね。
初めて空を飛んだ日、こすずめは遠くまで飛びすぎてしまい…。読み聞かせに最適な大型絵本。
スズメの暮らしについては、わからないことだらけです。この本は、40年以上スズメの研究を続けてきた著者が、どのようにしてスズメを研究してきたか、そして、それによって何がわかったかを、わかりやすく紹介しています。小学校高学年〜。
舌を切られたすずめを探しにいったおじいさんが、すずめの家でもらったつづらを開けると大判小判がどっさり。今度は欲の深いおばあさんがもらいにき、つづらを開けると……!
2000年と2001年のなんばグランド花月での桂文珍独演会のライヴ録音。捕らえた鷺と空中に舞い上がる「鷺捕り」と、上方落語の名作「不動坊」をじっくりと楽しむ。
未発表音源や廃盤音源から選りすぐった、枝雀の天才芸を収録したシリーズ。しつこいほどデフォルメされた表現手法に、ほかの噺家とは一線を画する才能を感じずにはいられない。