新宿駅前に“空飛ぶメリーゴーラウンド”が現れた。回転する木馬から舞い降りた少女・紅天蛾は七人の忠実な下僕を操り、超常なる力によって破壊と略奪を繰り返す。警察なんて当てにはできない。新宿少年探偵団が無垢なる悪意に闘いを挑む。江戸川乱歩の世界を現代によみがえらせる長編冒険ファンタジー。
「人目に立つ」「うわさに立つ」「波風が立つ」-なぜ、日本語は「立つ」と嫌なことばかり起こるのか。じつは、「日本人の知恵」は、こんなところにも隠されている。そして、このような「知恵」が、その人の言葉づかい、読解力に正確に反映するのである。本書では、面白くてためになる「言葉の知恵」を数多く紹介。
ティムは両方の手で小鳥をつつんでそうっとゆっくり歩きます。大人はどうしてこんなにおし合うんだろう!でも、ようやく少しすきまができました。ティムにはまた空が見えました。そしてそこにお母さんがいたのです。少年の不安と成長を描いた名作絵本の復刻刊。
勧学院の門前で「蒙求」をさえずるかと思えば、暦の上では九月に海に入って蛤になるという雀-。文学、芸能、歴史、動植物、天文気象など多彩な話題を糸口に、興味のおもむくままに古今の故事古典・古文書の世界を逍遙。該博な知識と緻密な考証に裏打ちされた叙述によって、鑑賞と作句の幅を豊かに広げる発見へといざなう。
これは面白い!権力の扉・男とおんな。業平、政子、春日局、真紀子、もちろん純一郎も。独自の視点から精妙な筆致で描きあげた手鏡綴、ここに贈る。現代人必読の書。
仕事、女、人間関係…本物の勝負とは。強い漢(おとこ)になるための、雀鬼流、生の哲学。