最高の音で楽しむために!
フュージョンの世界にまで足を踏み入れて活躍するウィリアムスの、クラシック・ギターの王道曲から、映画音楽、編曲もの、民族色の強い作品、バロックから現代までと、彼の全貌がほぼ見渡せるベスト盤。何はともあれまず一枚(2枚組だけど)というアルバムだ。
99年4月19日に亡くなった落語家、桂枝雀の名演をまとめたDVDシリーズ。かつてABCでオンエアされていた『枝雀寄席』での枝雀とゲストの対談も収録予定。
多彩なプログラムである。ヘンデルのアリアからオッフェンバック、フォーレやコルンゴルト、そして山田耕筰など幅広いレパートリーを自在にこなす歌唱である。2003年の5月にカーネギー・ホールで行なわれたリサイタルのライヴ録音。これからが楽しみなソプラノである。
前作にも収録されていた弾き語りスタイルをメインにした本作は、増した静謐さが彼独特の詩世界へとより耳を向けさせる好作品。静謐とはいえ、そこは若きポップ魔術師である彼だけに、意識を広げればステキな音色が次々と耳に。“100%オレンジ”による装丁も◎。★
哀歌とは日本の場合たいへん歌いやすい歌でもある。こうして加藤登紀子にきちんと歌われると、頭の中で自然と日本人である自分が同時に歌い出していたりする。邦楽というよりまさしく日本のスタンダード・ナンバーを集めた良心的な傑作である。
最高の音で楽しむために!
未発表音源や廃盤音源から選りすぐった、枝雀の天才芸を収録したシリーズ。せっかちで気の短い男が愛宕山へ参詣するさまを描いた話ほか、異色の噺家・枝雀の話芸が存分に堪能できる。
未発表音源や廃盤音源から選りすぐった、枝雀の天才芸を収めたシリーズの締めくくり。“夢”に関係した二題を収録。さまざまな芸風を持つ人だっただけに、早すぎる死が惜しまれてならない。