のりをなめてしまった、子すずめのおちょんは、いじわるなおばあさんに、「ぷちっ」と、したをちょんぎられて、おいだされてしまいます。やさしいおじいさんは、おちょんをたずねて山こえ川こえ…。やっと、すずめのおやどにつきました。(『したきりすずめ』)ねずみにたのまれたおつかいを、「ほいきた」とひきうけた、しんせつなたきぎうりのおじいさんは、おれいにごちそうやたからものを、どっさりもらいます。それをきいた、となりのずるいおじいさんがねずみにあいにいきますが…。(『ねずみのもちつき』)
いざ行かん!常夏の島ハワイへ!!リムジンで観光地を巡り、有名人のそっくりショーで大笑い、ワイピオ渓谷では幌馬車に乗りと、計画は完璧だった。二人の年寄りガイドさえ現れなければ…。帰国すれば、締切地獄。それでも、忙中閑あり。誕生日の麻雀で役満を上がり、自分へのごほうびに着物を買う。税金を憂い、隣の猫とごろごろ遊ぶ。「群ようこ」てんこ盛りの書き下ろしエッセイ。
移りゆく季節に、日々の生活を重ねて、自然との語らい、人との出会い、旅でのふれあい、若き日の思い出、社会への関心事など。その折々の想いを、凛とした感性で捉えて綴り、母と娘で暮らす日常をも映し出す。暮らしを大切にする著者の心は、忘れられた家庭と人間の絆を、細やかに描いて魅了する。作家として最も充実した時期に書かれた本書は、その躍動する思いも伝わってくる貴重なエッセイ。
ある夜、ラドルファス以下が静かに祈りを捧げていた教会に、一人の若者を追って群衆がなだれ込んだ。金細工人の家で結婚披露宴の余興の芸をしていた放浪の芸人が、金銀を奪いその家の主人を殺したというのだ。若者は庇護権を盾に修道院という聖域にかくまわれた。やがてその隣家の男が殺される。金細工人の家になにかがある。若者の無罪を信じるカドフェルが乗り出す出番がきた。
本書は、アガリ方・アガリ役を徹底的にやさしく解説し、他の本にはない多メンチャンの見分け方を公開し、点数計算のしかたを簡略な方法と、正式な方法を合わせて解説している。
清貧の師匠・彦六から受け継いだ怪談噺、芝居噺。伝統芸の世界を初めて公開。『怪談累草子』『七段目』収録。
復活、「マージャン」勝つための必須アイテム「ワザとカンとツキ」を徹底分析。全自動卓攻略法もバッチリ。
安野光雅のもうひとつの世界。きりがみで描く白と黒の魅力。語りくちも楽しい昔咄・舌切雀。