江戸明治から連綿と伝わる寄席(落語・講談)の怪談ばなし。名作「怪談牡丹燈籠」「四谷怪談」「真景累ヶ淵」「村井長庵」を貞水・正雀口演で収録。名作ダイジェスト、系譜、座談、写真構成「怪談ばなしの実際」等、伝統芸の世界を紹介。
ソ連の戦闘機ミグ25が函館空港に強行着陸した。一等陸尉情報幹部の宗像義孝は、パイロットのベレンコが義経の末裔であると仮設を立ててみた。その一見荒唐無稽にも思える大胆な発想を裏付ける点と線とは…。
哀しみが本当の強さに辿り着くための日めくり教育支援本。社会悪の吹き溜まりと化す学校、弱体化、孤立化する教師、その涙の哀しみこそ真実の深さ。
恋人の百合子と京都を旅する恒彦。しかし彼にはこの地に忌まわしい過去があった。恒彦に忍び寄る得体の知れぬ存在の正体はー?戦慄のホラーサスペンス。
サングラスをかけたトナカイが牌を倒してみせた。「ロン、マンガンだ。これで終わりだな」伝説の雀士“赤鼻のトナカイ”が三星会というヤクザと繰り広げる麻雀戦争。狭い雀荘の一角で、壮絶なバトルが始まった。赤鼻のトナカイは命を失うことなく明日を迎えることができるのか。勝負が終わった時、さびしげな背中を見せ、男は立ち去っていく…。ユーモアを交えつつ本物の強さを問う麻雀小説。
3人の気鋭プロが伝授する本格的戦術論。優良フリー雀荘紹介。省エネ点数計算講習会etc。
自由民権運動のクーデター失敗から、21才で投獄された福田英子の波瀾万丈の生涯。第10回健友館ノンフィクション大賞受賞。
人類の姿が消えた未来の地球で、巨大図書館に一人ぼっちで暮らす司書の美少女フラスコ。いつか誰かが図書館にきて、たくさんの本を読んでくれる日を待ち続けていた。ある時、少女は待ち続けるだけではいけないと思い、自分から動くことに。大型の移動図書館車に本を大量に積み込み、きっとどこかにいるはずの人の姿を探して、少女は一人広大な大陸へ旅に出る。毎年毎年旅を続け、図書館では得られなかった体験を行く先々で重ね、成長していく。本を手にとってくれるまだ見ぬ相手を想いながら…。
第2次世界大戦の終戦前後を舞台とした、初恋とは気づかないほどの淡い恋のものがたり。