帝の身代わりを務めていたはずの夏樹が行方知れずに。急遽内裏に呼び出された一条に、賀茂の権博士は自分の推測を告げるー再び姿を消した藤香姫が夏樹を連れ去ったこと、彼女は普通の人間ではなく、百数十年前に起こった騒乱・薬師の変で自害に追いこまれた藤原薬師の怨霊らしいこと、その狙いは帝ではなく愛しい恋人を捜し求めることにあること、等々。そのころ、夏樹の邸では、曾祖父・北野の大臣ゆかりの太刀が現在の持ち主の危機を告げるかのように小刻みに震えていた…。
チェルノブイリ!もんじゅ!直下型地震!それでも原発大国をめざすのか。アメリカでは市民が原発閉鎖をかちとった。その成功のドラマに始まり、世界は多様なクリーンエネルギーに確実に向かっていることを、現地調査と最新の情報をまじえて明快に説く。日本の太陽光発電普及策と電力会社分離分割案を具体的に提言、原子力政策に大転換を迫る。
英文を書く際に必要かつ十分な2万語を収録。見出しは同音意義語が探しやすい漢字見出しを採用してある。
著者は一五年間実際にさまざまな患者と接してきて、自然治癒力を高めるには、“心・食・気”の三原則に気を配った生活をすることが、もっとも効果的であるという結論に達しました。本書では、この三つの原則を中心に、前著『自然治癒力の高め方』『自然治癒力を高める生活術』をもとに、そこに新しい情報を加えて、あらためて自然治癒力の素晴らしさと、その引き出し方をお話ししていきます。
文部省の特殊文化財課、通称ヤミブン。安徳帝がらみの事件の後も、誠志郎はヤミブンでバイトを続けていた。克也にいじめられつつ、奈良の古墳まで来たのには訳がある。古事記にまで遡る、不老不死の実「ときじくのかくのこのみ」が盗まれたらしいのだ。垂仁天皇陵に隠されていた実は、本来、常世の国のもの。誰かが天皇陵に侵入、死者の国の扉を開けたのは間違いない。耕作と昔同期だった、「風使い」の広海がいる神社に寄った誠志郎たちは、事件と関連ありそうな創建神話を聞くが…。
クセになるほど美味しいピッツァ、見事なルネサンス芸術、水の都ヴェネツィアの幻想的な美しさ。はたまた、押し寄せてくるジプシーのスリ集団、着かない郵便、来ない電車…。ようこそ、愛とカオスと“生”の喜びがいっぱいの国・イタリアへ!本書は、この国の生活、食卓、季節、人々の素顔を、おしゃれなカラーイラストと共に綴る一冊。やみつきになるイタリアの魅力をお伝えします。
本書は、犯罪学の標準的な知識を体系的に整理して提示するとともに、新しい動向をふまえて犯罪学のあり方を探ろうとするものである。犯罪学の現代的な状況を視野に入れて、犯罪学の発展の可能性を探った。
自然の声や宇宙のリズムを銅版で表現し、画業の最後を飾ったマニエール・ノワール静物画。第2次大戦下のパリで啓示的な体験をへた後、作品は深遠なものへと変化した。半世紀におよぶ長谷川芸術の到達点を明らかにする。
この本の詩は、ぜんぶ神戸の小学校の子どもたちが書きました。友だちの詩集です。いろんなお父さんがいます。お母さんとけんかをして、まけてしまうお父さん。さびしいとき、手をつないでねてくれたお父さん。お父さんが、なくなった友だちもいます。でも、お父さんは友だちの心のなかで、いまも生きています。
ぼくは、学校のトイレにぜったいいかない。いつもじっとがまんをして、いえにかえってトイレにはいる。まえにみんなにからかわれたからだ。だけど、くろさわくんは、じゅぎょうちゅうでも、「先生トイレ」って、どうどうといく。いいなあ〜。小学初級向。
ゲームが、待ちどおしい。どこから読んでも、すぐに使えるバドミントン攻略本。全国の“週一プレーヤー”のみなさまに捧げます。
元気一番!アキハバラ電脳組の女の子達が、劇場でさらにパワーアップの大活躍!!王子様が有人人工衛星“プリムム・モビーレ”で眠りについてから数ヶ月。ひばり達電脳組のメンバーは中学二年の一学期を終え、夏休みの準備に余念がなかった。ところがそんなノンキな彼女たちの知らないところで、アキハバラは未曾有の危機にさらされていた。TV版『アキハバラ電脳組』のメインライターが書き下ろす、劇場版ノヴェライズ。
たった一まいのメンコでも、あたまとからだつかってくふうすれば、あそびはどんどんひろがっていくものさ。たのしくあそんでともだちもいっぱいできる。たった一まいのかみでたたかって、だれもしなない、きずつかない。へいわでいいねえ…。
巨匠たちの“猫名画”を集めた空想美術館。自他共に認める猫好き、赤瀬川原平氏が長年にわたって“蒐集”したピカソ、ルノワールなど、錚々たる巨匠たちのとっておきの「猫名画」を大公開。バーチャル・ミュージアム『マタタビ美術館』(館長:赤瀬川原平)初の公式図録。