なおが出会った、もうひとつの空は…山陰のふるさとの町で紡ぎだされた五つのファンタジー。小学校上級以上。
アメリカに適合できる人間だけが、生き残れる…。言葉、文化、生活そして、野球ーすべてが異なるフロンティアの地。日本人メジャーリーガーのパイオニアが歩んできた「挑戦と進化」の日々。メンタルタフネスと英語力を身につけ、セットアッパーそしてクローザーとしての地位を確立した男。頭で考え、イメージし、実行する、成功の全記録。
元来、人間にかかわることは面倒にきまっている。けれども、「ああすればこうなる」式の考え方に慣れた日本人にとってすべては論理と理屈。一寸先は闇ということさえ忘れている。あの事件、この出来事から語られる、現代人に取り憑いた重い、おもーい病い。果たして、あなたの脳は大丈夫だろうか。
お腹が痛いととさんは、かえるをペロリとのみこんだ。かえるが腹の中にいた虫をたべたけれど、今度はかえるがはねて苦しい。ならばへびを、きじを、猟師を、鬼を次々とのみこんでー。豆まきへと展開するゆかいな版画絵本。
「なぜモモは、泣いてるのー?」人のいのちを奪うとき、その少女は涙を流します。これは、白い死神の哀しくてやさしい物語。
エブロ河を越えアルプスを越え、南イタリアの地カンナエでローマ軍団を打ち砕いたハンニバル。戦いに勝ちながら、最終的にローマという果実を刈り取らなかったのは何故なのかー。地中海世界の覇権をかけて大国ローマを屈服寸前まで追いつめたカルタゴの勇将、アレクサンドロス・カエサル・ナポレオンに比肩する天才の戦略と悲劇的な生涯を描く。
気持ちはポジティブ、身体は元気、肌はつややか、30代に入って、ますますハッピーの秘密。
まほうのせかいから、オシャレのべんきょうにやってきたラブとベリー。ふたりはなかよしだけど、「いちばんのオシャレまじょ」をめざす、ライバルどうしでもあるの。
御霊部存続の危機に柊一は焦っていた。だが、阻止する手立てもないまま、彼は仕事で鎌倉へ行くことに。そんな折、早紀子からメールが届いた。電車が不通のため、まだ横浜にいるというのだ。そこで早紀子と会うことになった柊一は、彼女から夢の話を聞かされる。百人一首の札が血に染まる夢だ。柊一は不安げな彼女に大丈夫だと言うが、彼と別れたあと早紀子は道に迷い、怪異に巻き込まれて。
事故、犯罪、性暴力、虐待、災害などで、心に傷をうけ、トラウマ=外傷後ストレス障害に苦しむ被害者が、自分で分析して「本来の元気な私」を取り戻すための対処法を知る、初めての徹底実践マニュアル。
あの大ヒット・ゲーム『ムシキング』が劇場用映画化。本作は、少年・未来ケントを主人公にした、劇場映画用完全オリジナル・ストーリー。灼熱のムシバトルが、いま始まる。
鼠・牛・虎・兎の四大定石の運用法から超高等戦術の研究まで、世界でいちばんわかりやすいオセロの基本図書。余裕手、一石返し、偶数理論などの“チャンピオンと考える108の問題”を解いて実力を付ける。
かつて御霊部存続の危機が迫った際、邪な企みをいだき御霊部を追われることになった山科時重。柊一は祖父たちの話から、時重を危険人物と感じながらも、その息子・時経までもが危険だとは考えられなかった。だが、あるトンネルで起きた大事故で、美也の母が目撃したという怪異が柊一に疑いをいだかせる。それは時経がみせた能力に似すぎていて…!?霊的バランスを失い、古の都が崩れ始める。
「きもの」のハードル、とことん下げます。落語作家が綴る、お気楽・和のエッセイ。
行ってくるね。真っ白な少女は、精一杯に笑った。仕え魔のダニエルは哀しそうに、行ってらっしゃい。と応えた。白い少女の向かう先は、光が塗り替えた世界。そこは、何も無い世界。少女は、透明な空に、透けるように少しずつ消えていく。そうして、ここから、離れていった。-少女を待っていたのは、赫い血の色の空。鈍色に光るのは、その空に浮かぶ存在が手にした巨大な鎌。その少女は、死神だった。真っ黒の。そして、はじまる。はじまりの終わり。終わりのはじまり。これは、白い死神と黒猫の哀しくてやさしい物語。