スマホは使い方次第。長所を知ってアクティブに使うのが最良の選択。何をするにも、スマホが必要な現代社会。ならば、むやみに怖れず、スマホと自分を同期せよ。“インプット”に“エンゲージメント”、“ウェルビーイング”に“モチベーション”。脳を活かすスマホの四大長所をとことん使って、あなたのパフォーマンスを最良化する術を教えます!
紫式部は執筆に追われていた。「源氏物語」を餌に、帝の関心を愛娘・彰子へと向けさせたい藤原道長から、続きを催促されているのだ。創作の手がかりが欲しい紫式部は、素性を隠し、荒れ屋で暮らす清少納言の元を訪れる。そこで、皇后定子の霊鬼が宮中を徘徊しているという噂を、うっかり口にしてしまいー。小競り合いばかりの二人が、霊鬼探しでまさかの共同戦線!?超展開の二大女房大決戦!
人間とは何か、人間はいかに進化してきたのだろうか。本書は、進化生物学に基づいてその答えを探っていく。男と女は互いに肉体的に異なっているように、精神的にも異なっているのだろうか。そうだとすればそれはなぜか。人間の美しさの基準は、恣意的なものなのか、それとも原則が存在するのだろうか。我々は、遺伝子をめぐる絶え間なき闘争で敵を欺き、相手を誘惑するために、大きな頭脳を持つようになったのだろうか。本書は、人間と性、さらに人間の知性に対し新たな見方を提起する。
現象学とは何か。現代思想に絶大な影響を与えるその要諦をフッサール自身が解きあかす必読の入門書。
17世紀のオランダ絵画を代表するフェルメール。謎を秘めた36点の作品すべてについて、その静謐な美しさの秘密を探る。
1807年。哲学界に未曾有の書が現れる。「無限の運動」の相のもと、およそ人類がもつ、知の全貌をとらえる究極の書。目前の木の認識に始まり、世界全体を知りつくす「絶対知」にいたるまで。文明の始原から近代ヨーロッパの壮大な知までー。人間精神のあらゆる領域を踏破する、哲学史上最難解の書を、「ヘーゲル翻訳革命」の著者が、明快に読みつくす。
「とりあえずビール二本ぐらい」「その件は折りを見て…」なぜ日本人は、ものごとをはっきりさせないのか。それは悪いことなのか?前衛芸術家、芥川賞作家、中古カメラコレクター、路上観察家、老人力発見者といくつもの顔をもつ赤瀬川原平がその紆余曲折の人生をふり返って「優柔不断はすばらしい」と謳いあげる。構想十年を経た価値観大逆転の傑作・書き下ろし。
心理学の基礎的なことがらをはじめ、近年、関心の高い臨床心理学や脳の話などについても独立の章を設けて解説しています。事例や日常的な出来事などの具体例をとおして、図・イラストを用いてわかりやすく解説した2色刷の入門書です。
本書は、「短期療法=ブリーフセラピー」のガイドブックです。迷わないように「地図」もついています。短期療法には、「変化」を重視するMRI派と「ソリューション・フォーカス・アプローチ」の解決志向派がありますが、著者ふたりは「いいとこどり」の精神で両者を統合した「表裏のアプローチ」を提唱しています。「逆立ちでパニック障害が治った事例」「髪の手が生えた事例」「15秒で足の震えが止まった事例」「賭けで摂食障害が解決した事例」など、興味深い事例も盛り沢山です。本書は、言語の側面から心理療法に迫ったものです。セラピーに用いられるさまざまなコミュニケーション・テクニックの情報を満載していますので、すぐにでも実践可能です。提起されている手法は、著者らの臨床経験はもちろん、社会心理学や一般心理学などを援用した実証研究からも成り立っています。
思想家として学者として、戦後日本の言論界をリードし続けたたぐいまれな知識人の本質とは何かー。主要著作、座談、講義録を詳細に読み解き、その思想の意味を再検討する。
レシピをより深く調べていくうちに、さまざまな歴史、背景にもめぐり合う。歴史は実におもしろく、さらに本を調べるという毎日だった。ここでは、そんなエピソードも交えてレシピを紹介する。
三十余年間書き継がれたこの随筆もいよいよ大団円を迎える。八歳の幼女が出産した話や土中から鯉を掘り出した話など相変わらずの面白さ、読んでいてあきることがない(巻八〜十収録)。磊落で人情に厚い著者の人となりを伝える「耳嚢副言」と総目録を付す。