本書で初めて紹介する「チベット医学」とは、自分のからだがどんな状態なのか、何を求めているのかをキッチリ把握する医学。そして、誕生から成長まで、毎日の生活・生き方を見直していくことで、できるだけ病まないからだをつくろう、自分の裡にある抵抗力をフルに使って治癒しようという、〈安心の医学〉です。「チベット医学」は〈充実した生き方の医学〉なのです。
ある旅行者が、タイ、マレーシア、韓国、ケニア、フィルピン、ビルマ、インドネシアなどを歩き、妖艶な料理人、びしょ濡れの子供、運河の水死体、シナを作る八百屋、ヒマな宣教師、無表情の母親などに会い、ナムプリック、豆板醤、辣油、ニンニク、唐辛子などに燃え書いた本。
ケンは4年生の夏休みにもと船長さんと知りあい、だいじな宝物にまつわるお話をきくことになります。それは、七つの海をかけめぐっての、おかしくて、ちょっぴりさびしいお話の数々でした!-2人の友情は、静かにつよまっていきます。小学校中級から。
鈍くかがやく光のなかで、彼女の崩壊の物語が始まる。処女作ボーイズ・ドント・クライに続く書き下ろし第2弾、知的な文体で描くクールなラヴ・ストーリー。
成屋詩織は17歳。とってもセンチで感激屋。「死ぬ前に、思いきり甘いものが食べたい」という犯人の引き起こした強盗事件に巻き込まれ、なぜかその妻・啓子と赤ん坊を引きとることに…。ところがその親子が次々に蒸発。なんと啓子は暴力団の娘だったりして!成屋一家は親子をかくまっていると誤解され命を狙われるが、そこに花八木というなんともとぼけた刑事があらわれて、もう大混乱は必至!感激して泣いてばかりはいられない。さあ詩織、この結着どうつける?大波乱の青春ユーモア・ミステリー。
冷戦が終結してもなお覇権国の幻想にしがみつくアメリカ。経済大国としてその名を世界に知らしめながら、次の目標を失った日本。「次なる世紀」をわれわれはどう生きるかー。
1985年5月3日、ドイツの敗戦40年記念日の大統領リヒャルト・フォン・ヴァイツゼッカーの演説は、今世紀の人間の心に刻まれる記念碑となった。ナチの時代の外務次官で戦争裁判被告となった父、自分の国防軍将校としての従軍、その良心の苦悩を忘れず、戦後の再建の祖国に、誠実なキリスト者として貢献しようとした人。神の前にひざまずく心と共に、共に生きる人間を人間として尊ぶ心に生き抜こうとしたこの人の言葉を、「あの演説」からはじめて学んでみよう。
“クイズ界の貴公子”能勢一幸が、第15回ウルトラのすべてを、思いっきり明るく楽しく書き下ろした大興奮のクイズ・エンタテインメント。
海の男が切り開いた日米交流の原点ペリーに先立つこと8年、禁を破って浦賀に現れたアメリカのある捕鯨船があった。来航の目的は何か。豊富な資料を駆使してつづる日米交流の原点。
沖縄は、本土にも息づく-。知らなかった沖縄の人(ウチナーンチュ)たちの素顔に迫る写真とインタビュー集。