アメリカの原爆開発の実験基地、ロスアラモスにソ連のスパイが紛れこんでいるという疑いは早くからあった。計画を率いるオッペンハイマー博士すらその疑いを免れることはできなかった。当局はオッペンハイマーの監視役としてジョー・ペーニャ軍曹を選んだ。インディアンの血を引く彼にとって、基地のある一帯は故郷でもあり、オッペンハイマーとは旧知の仲だった。人選は偶然ではなかった。ジョーがそこに見たものは、インディアンの呪術信仰の聖地を侵し、野生を次々と汚染してゆく〈マンハッタン計画〉の実態だった。すべてを冷静に観察するジョーの胸に、やがてある計画が固まりはじめたー。
外資系企業で日本と外国の文化・ビジネスの接点として活躍しているエグゼクティブ・セクレタリー。自分を生かそうと努力し、新しい仕事、質の高い仕事に挑戦している彼女たちが、本音で綴った仕事と人生。
アメリカ随一の伝統と影響力を誇り、ヴェトナム戦争に際しては反戦報道によってその名を高めた“世界一の地方紙”、ニューヨーク・タイムズ。その毎日の紙面の裏側で、報道現場の人人は何を感じ、考え、行動したのか?紙面からはうかがい知れない彼らの日常、その激しい権力闘争、本社と支局、とりわけワシントンとの確執、そして歴代の発行者であるオックス=サルズバーガー一族の織りなす人間模様をなまなましく綴る。60年代アメリカ・ニュージャーナリズムの旗手による不朽の名作。
“事件”を追い続けるジャーナリストたちの書いたニュースが時々刻々流れ込む巨大な事実製造工場、ニューヨーク・タイムズ。そこで取材記者をつとめていたゲイ・タリーズが、それまであまり知られることのなかったタイムズの内暮を、膨大なインタビュー・資料を駆使して立体的な描いた傑作ノンフィクション。
ドゥルーズ、ガタリの思考機軸/政治と精神分析の交錯地帯を横断する。70年代以降の両者の基本的問題意識を簡明に集成。『アンチ・オイディプス』『千のプラトー』を正統的に読み解くためのガイドライン。
地球は現在人類の歴史が始まって以来未曾有の危機に瀕している。今、この現実に目覚めるとき…。世界の首脳に訴えかけたメッセージ集。
本書は、’70年代中期から現在までに相次いで登場したスーパー・ギタリストにスポットをあて、その代表的な楽曲を例にそれぞれのプレイスタイルを分析したものである。さらにギターサウンドの特徴やバイオグラフィー、代表的なアルバムなども紹介。
ロータリーの「サービスの理念」で個人と社会とを結ぼう。あるロータリアンの提言。