ノンタン、ぶらんこでびゅんびゅんスピードのり。ところがたいへん、どっしーんとおっこちた。みみをけがしていたいよー。みんなはいそいでノンタンをびょういんにはこんだら、かばかんごふさんが…。
東京中に「黒い魔物」のうわさが広がっていた。次々とおこる少女誘拐事件。そして、篠崎家の宝石と、五歳の愛娘緑ちゃんに、黒い影が忍びよる。はたして、インドから伝わる「のろいの宝石」のいんねんは本当か…『怪人二十面相』に続き、名探偵明智小五郎と、少年助手小林芳雄君ひきいる「少年探偵団」大活躍。
秘密の文書の半分が盗まれた!それは、宮崎鉱造氏のおじいさんがのこした莫大な遺産、大判小判の「大金塊」のかくし場所をしめす暗号文だった。奪われた半分の暗号文書を取り戻そうと、賊のアジトに入りこんだ小林少年の見た意外な真実とは?そして明智名探偵は、謎めいた文章を解き、大金塊をもとめて島にむかった。
月光に照らされたのは、三日月形に裂けた口をもつ金属のお面。その怪物のからだのなかからひびきわたる、ギリギリという歯車の音。真夜中の時計店をおそった時計どろぼうは、青銅でできた機械人間だった?!名探偵明智小五郎に、小林少年が新しく結成した「チンピラ別働隊」が大奮闘。ついに青銅の魔人の正体をつきとめるか。
天野勇一君の町に、奇妙なおじさんがひっこしてきた。少年たちの前で、ふしぎな奇術をつかう魔法博士はいった。「わしの住む洋館には『ふしぎの国』があるのだよ。」ある日、洋館をたずねた勇一君と小林少年。ところが、博士のおこなう大魔術の舞台にあがった勇一君が、見物客の目の前ですっかり消えてしまった。
フェミニズムとポストコロニアルの問題圏の交差点に定位しつつ、サバルタンの女性と知識人のあり方をめぐって展開される目眩く筆致。従属的地位にあるサバルタンの女性について、知識人は語ることができるのか、フーコーやドゥルーズを批判しながら、一方でインドの寡婦殉死の慣習を詳細に検討した、現代思想の到達地平。
夜の闇を切りさくかのように、屋根から屋根を走る金色の大きな影。月の光をあびて、全身キラキラとかがやく黄金の豹が町に姿をあらわした。銀座の宝石商をおそい、次から次へと宝石を食べはじめる豹。ぱっと身をひるがえして逃げさると、煙のように消えてしまう、まぼろしの怪獣は、いったいなにもの。
「ぼく、ルミちゃんがすきだよ。ぼくと遊ぼうね。」ふしぎな腹話術人形の坊やと仲よくなったルミちゃんは、坊やと白ひげのおじいさんについて、人形屋敷へやってきた。でむかえた美しいおねえさまは、ふり袖姿の紅子人形。まるで、ほんとうに生きているかのよう…。それは腹話術師にばけたおじいさんの魔術だった。
またしても、四十面相が送りつけてきた挑戦状。ねらわれたのはレンブラントの油絵。名探偵明智小五郎は、自信たっぷりで待ちうける。厳重な見はりの目をぬすみ、四十面相はどうやってしのびこむのか?予告の夜。だれもいない美術室の中で、パチパチと物音がする。大きな石膏像が、ひとりでに動き、ひびわれはじめた。
牧人メロスは、三日後の日没までに処刑されるため、都に戻ってくると王に約束した。人質に親友のセリヌンティウスを置いて。王の暴虐邪智を打ち破り、友の信頼に応えるため、メロスは走るー。名作『走れメロス』ほか、太宰の心弱い少年期の自画像をシニカルに描いた『おしゃれ童子』や『駈込み訴え』、『富岳百景』など中期の頂点をなす12編を収録。
日本で活版印刷の誕生は二度あった。最初は天正遣欧少年使節によって島原の加津佐でスタート。二度目はそれから250年後の長崎が出発点。いまや失速寸前の活版印刷誕生の地を訪ねて著者が見たものは聞いたものは。
あっさりとした淡い色彩、快い緊張感が走る素描の線、見る人の想像をふくらませる余白、淡泊でみずみずしい日本人好みの表現…手軽で入りやすいけれど、限りなく奥が深い、そんな魅力的な淡彩画を、あなたも描いてみませんか。
角筈、本両替町、黒門町、松坂町…かつて、そこには懐かしく、情緒あふれる名があった!新旧地図と写真で紹介!戦後消えた360の町名から30カ所を厳選し、歴史や文化遺産の残るもう一つの東京の姿に迫る。
ぱっぱらぱらら、ノンタン、かみくずごみくずちらかしっぱなし。うさぎさん、くまさんちもごみいっぱい!“いーけないんだいけないんだ”みんなはいいますが…。
タンタンとスノーウィが悪の帝国ボルドリア(ナチス・ドイツ)と戦う幻想の王国シルダビア。