あまり知られていなかったアフガニスタンの人びとの現状を、サニーちゃんが報告します。“地雷”撤去キャンペーン絵本。
著者タンマヤは、20余年をかけてレイキと瞑想に関する見識や知識を身につけ、経験を重ねてきた。本書は、そんなタンマヤの教えを誰もがよく理解し、実践できるように1冊の本にまとめたものである。
江戸時代は、キリスト教が禁止されていた時代だった。では、キリシタン(キリスト教徒)はどのように取り締まられたのだろうか。やがてキリシタンでないことを寺院が証明することになり、寺請・檀家制度が成立する。つまり、寺院は支配の末端機構となった。しかし寺院は地域において、様々な役割を果たすようになる。本書では、各地におけるキリシタン禁制の進展と、寺院の動向や民衆の宗教生活について見ていく。
二十世紀初頭に繰り広げられた南極点到達競争において、初到達の夢破れ、極寒の大地でほぼ全員が死亡した英国のスコット隊。その悲劇的な探検行の真実を、数少ない生存者である元隊員が綴った凄絶な記録。
ローマ帝国はなぜ滅んだか?-ディオクレティアヌス帝からコンスタンティヌス帝にいたる4世紀初めの50年間が、古代ローマの歴史を決めた。栄光の異教的古代世界は衰退し、キリスト教中世への道が着々と準備される。「内的変質」をともなうドラスティックな変化、たった50年に凝縮されるこの変化に、いったいだれが気づいていたというのか。胸躍る文化史の金字塔、本邦初訳。
「文化人類学」は、その名前を見ただけで「むずかしそう」「硬そう」という印象をもってしまい、ふれてみようとも思わない人が多い。本書は、そういった「外見」で判断してしまう読者を、楽しい文化人類学の世界へ引きずり込む、わかりやすい入門書。
アニマは魂・心。アニマシオンはそれに息を吹き込み生き生きと蘇らせることです。見わたせば、この世界は不思議に満ちています。読書も学習も生活の全てが、推理を働かせ仲間と協同すれば、興味は尽きません。本書は、そんな手法を研究する「まなび探偵団アニマシオンクラブ」に所属する21人の探偵が参加した入門書です。読書へのアニマシオンはクイズやゲーム的手法を用いて、一冊の本の世界を楽しもうという試みです。「推理、協同、遊び心で一冊まるごとを楽しむ」が、まなび探偵団アニマシオンクラブのコンセプト。読書からまなびの全面へ広げようと工夫しています。
イスラーム教及び創始者ムハンマド(マホメット)の誕生と歴史は、キリスト教のように知り尽くされたとは言い難い。イスラームとは、ムハンマドとは何か。シリア、エジプト、メソポタミア、ペルシア…と瞬くまに宗教的軍事的一大勢力となってキリスト教を席捲した新宗教イスラームの預言者ムハンマドの軌跡を辿る若き日の労作に、イスラーム誕生以前のジャーヒリーヤ時代(無道時代)との関連の歴史的解明と、さらにはコーランの意味論的分析を通じてイスラーム教の思想を叙述する独創的研究を加えた名著。
A女学院のニシ・アズマ先生の許にちょっとした謎が持ち込まれる、あるいは先生自らが謎を見つけ出す。すると彼女は、鋭い観察眼と明晰な頭脳でもってそれを解き明かすのだ!飄飄とした筆致が光る短編の名手による連作推理全十二編。昭和三十二年四月から一年間、『新婦人』に「ある女教師の探偵記録」という角書付きで連載され、後に一本に纏められた短編集の初文庫化である。
本格派の愉悦。猟奇とユーモア、理智の円舞曲!科学者作家の冷徹なる実験精神が、闇に嵌まった都市のパズルを解きほぐす。