今さらサティ、と思ったが、これはちょっと異色。凝った曲順はなかなかのセンスだし、ニュアンス豊かな音楽作りは正にエスプリそのもの。透明感のある、しかしふくよかな温かみもある、その音色が美しい。ブームが去って、サティの真実が見えてきた。
能勢海太率いるKAITA,3rdアルバムにして初のセルフ・プロデュース作。勢いあるバンド・サウンドとソロ・アーティストが見せるようなAOR的ポップス感がサラリと融合。歌声も山崎まさよしのような癖の強いタイプがお好きな人にはぜひオススメしたい。
プロレス、ヘヴィ・メタル、ヒップホップ……。形はどうであれ、男はいくつになっても{男らしい}ものに憧れる。オレらの世代にとって水木一郎が歌ったヒーローものはそんな嗜好の原点だ。これはそんな水木の究極のベスト盤。正義、友情……。現在では記号化され、現実味のなくなっちまった言葉だが、男はそれを忘れちゃオシマイだというコトを痛感するCD5枚組、全123曲!
最高の音で楽しむために!
音痴な人というのは音感が不安定で、次の音がすぐに見つけられずに、調子っぱずれになるのだとか。6歳までに脳内の音階は決まってしまうので、そんな人をなくすための大リーグボール養成ギプス的CDがこれ。何だか幼稚園に戻ったような気になります。