12ヵ月連続アルバム発売企画の第5号。今月号は荒々しい曲を目立たせながら10分超の重い大作曲や弾むレゲエ調ポップ、ビッグ・ビートなどもかませた先鋭的バラエティが目新しいが、逆にあまりに企画性が強いため、ココゾの得意技が見えづらくなってきた。
スティーリー・ダンの曲からバンド名を取ったことでも有名なグラスゴー出身バンドの87年の名作。ジャジィでソウル的な要素を隠し味に展開される、深みのある音楽が堪能できる。貴重音源も満載。
最高の音で楽しむために!
大人のくつろぎの時間をコンセプトに、ジャズの新しい楽しみ方を提案するのが、この『JAZZ KITCHEN』シリーズ。“FOODING”をテーマに、肩肘張らずに聴けるジャズをあなたに。
選曲家・那須基作が監修したクラブ・ジャズ・コンピレーション。ユニバーサル・ジャズの豊富なカタログの中から、クラブで盛り上がる楽曲を、現場のバイヤー視点で選曲したもの。ズート・シムズやタビー・ヘイズ楽曲が楽しめる。
元ブランキー・ジェット・シティの浅井健一を中心に2002年結成したJUDEのベスト・アルバム。新録の(15)を収録。寓話的な詩と、チクチク尖ってギラギラしたサウンド。煽り立てながらも繊細で甘いヴォーカル。東京でしか生まれ得ない純真ロックンロール。
86年発表、エルヴィス・コステロの初期の名作。ニック・ロウ、ジ・アトラクションズが再び参加した嬉しい作品。シングル「トーキョー・ストーム・ウォーニング」も収録。
本邦初登場、80年代から活動するパナマ系米人シンガー・ソングライターの、新名での98年再デビューから3作目となる2005年録音。マーク・リボー、本田ゆからが参加の、カテゴライズ不可能、NYダウンタウン匂う音楽。必ずや感じるはず、沈思する美しさと魂の熱さを。
ソニー“VAIO”やキヤノンなど、CMに使われた楽曲をボサノヴァ・アレンジで聴かせるオムニバス・アルバム。CM音楽を手がける注目のタンジェリンがトータル・サウンド・プロデュースを担当。
モッフォとドナートの見事なアンサンブルが、このメルヘン・オペラを華やかなものにしている。ルートヴィヒ、フィッシャー=ディースカウ、ポップなど、脇も一流で固めた豪華で贅沢なアルバム。