ケツメイシ「さくら」やエイジアエンジニア「一人のメリークリスマス」などのバック・コーラスも務めた歌姫の、メジャーにおける第2弾シングル。SEAMOのラップをフィーチャーしながら、マイナー調の旋律に乗せて“出会いと別れ”を歌いこんでいる。恋の切なさは、「Chocolate Kiss」「Don't Stop」でも描かれている。
94年の結成以来東京レゲエ・シーンの中心を担うSPICY CHOCOLATEのプロデュースによる2枚組コンピ。ディスク1にはレゲエ・テイストのラブ・ソングを収録、ディスク2はAI、MINMIなどの楽曲をノンストップ・ミックスで収録。初心者でも楽しめる作品に仕上がっている。
すきなことなかよくなりたいひと!おばけがおうえんします!おばけチョコ、めしあがれ。
サウンド・シミュレーション・ゲーム『SIRIUS』の全68曲を収録した2枚組。ロック、ユーロビート、ハードコアからサイケ、テクノ、トランスなどヴァラエティ豊かなサウンドがズラッと勢ぞろい。またセリカ&エリカ、星野奏子などのキュートなヴォーカル・トラックも楽しめる。
ワッペンのようなボタン、キラキラした見出し、少しめくれたアイコン、芝生のような立体感のある背景、チョコレートのような質感のタイトル、立体的なロゴ、木のプレートのようなタイトル、紙テープのようなナビゲーションなど実用的なプロのテクニックを網羅。
おみやげ探しは、旅の楽しみのひとつ。おなじみの老舗から、とっておきのお店まで38軒の情報と、おすすめの品を紹介します。
英国ポップス・シーンの奇才、トット・テイラーが81年に発表したソロ・デビュー作の紙ジャケット仕様による復刻盤。オーケストラをバックにポップな楽曲を演奏するというスタイルは流行の真逆だったが、80年代英国音楽に隠れた影響を与えた。今も新鮮さを失わない名作だ。
ポップで、スウィート。そして、ちょっとシュールなマジカルサワールドへようこそ!豪華アーティストが参加した1stフルアルバムで、SAWAの脳内音楽テーマパークへご招待!
【DVD収録内容】 ※初回生産限定盤のみ
●MUSIC VIDEO メジャーデビュー後のミュージックビデオ3本を全て収録。
01. I Can Fly (4:53)
02. Swimming Dancing (4:37)
03. あいにいくよ (5:26)
●特典映像 SAWA、「サワールド」の裏側を語る!?スタジオ作業風景に加え、SAWA自宅での激レア打ち込み解説映像も
Sa-Worldの作り方(表ver.) 〜How to create the Sa-World〜 (Interview with SAWA) (30:04)
Sa-Worldの作り方(裏ver.) 〜Behind the Sa-World〜 (11:20)
SAWA "Welcome to Sa-World"Official Review
明らかにシンガーから表現者へ。SAWAの1st フルアルバム『Welcome to Sa-World』は、SAWAというアーティスト、もっと言えば、彼女の研ぎ澄まされた感性を一挙公開する一大コンセプト・アルバムだ。それも、とびっきりポップ。
「SAWAはコレをやりたかったんだ!」、すぐそう思った。これまでリリースされてきた5枚のミニアルバムなど、すべてココに流れ込む支流のようなもの。今はそのようにさえ思える。類いまれなるチャイルディッシュでクールな歌声。ハウスとJ-POPの融合。ウィット溢れるアートワーク。かと思えば、「Swimming Dancing」のミュージックビデオで見せたスタイリッシュで大人の表情。元・高校教師という事実はさておき、この人にはギャップの美学が宿る。謎めいてアンビバレンツですらある。そしていつも、何事も無かったかのように、それらすべてをポップにすることで、裏切る。そんなSAWAの断片断片はこれまでも感じていた。けれど、この1st フルアルバムに至っては、遂にSAWAの世界観その全貌が見えたと言うしかない。
これは、アルバムがコンセプチュアルでなければ意味を成さなくなったDL時代における最新作でもある。曲単位でダウンロードされる時、曲の配置や全体を貫くストーリーが、より一層の表現となる時代の。まるでセサミストリートとチアガールが同居するかのような雰囲気の中で、ジェットコースターに乗ってアトラクション(曲に相当)を次々と巡るかのよう。その一大ポップワールド『Welcome to Sa-World』とは、つまり、これまでのシングル的なミニアルバムでは見えづらかったSAWAのアーティスト性が思う存分発揮されたものだ。現に各ミニアルバムからのリード曲は、もはやアルバムの流れの中のパーツでしかない程。
そのアーティスト性とは、サディスティック・ミカ・バンドのMIKA→PLASTICSのチカ→80's 小泉今日子や森高千里→PIZZICATO FIVEの野宮真貴→KAHIMI KARIE→Tommy february6→MEG→やくしまるえつこ、と今も受け継がれているポップアイコンという表現そのもの。ウィットがポップさに直結し、時には自らをセルフプロデュースし別人格を演出することも。そして架空のストーリーで心情や世界を鏡写する、という表現。SAWAもこの系譜に居る。SAWAが今作で展開する様々な仕掛け(SAWAによるナレーション入りの楽しいインタールード)ありのトータル作風等、その典型だ。
曲単位で言えば、FreeTEMPOやRAM RIDER、☆Taku Takahashi、福富幸宏ら、多くのクリエイター達が俊敏に腕を振るい、これまでのSAWAを総決算するかのような密度だ。「彼等とのこれまでのクリエイトによってSAWAを形成でき、客観視できるまでになった」と、SAWA本人も言う。相思相愛関係が実を結んだ集大成的なものが今作でもある。そして彼等様々にカラーリングされた独立曲を前に、SAWA本人がインタールードを中心に何曲か作曲しつつアルバム構成を組み上げていったと言う。しかも、インタールードでアルバムを起承転結の四つの場面に仕切るなど、まさに総監督。転の部分がいきなり奈落の底に落ちるという設定もSAWAらしい。SAWAのポップさは、もちろんブラックユーモアの裏打ちあってのもので、これもアイドルとは違う上記系譜の特性なんだけれども。
いずれにせよ、今回ようやくSAWAの演出力を背景に、あの魅惑の歌声が聴ける。これからのアルバムの在り方、ミュージシャンに求められるものまでを提示しつつ、ポップという概念をこれ程追求した楽しい作品は、近年珍しい。
(MMMatsumoto/マーキー編集長)
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