本書は、骨接合型インプラントに対する考え方、ディシジョン・メーキング、そして治療計画を手助けする目的で作られた。補綴に関わる歯科医師や補綴専門医あるいは口腔外科医に対してこのテキストが利用できるように意図した。
本書では、咬合をほとんど変化させることなく、下顎の動かし方によって顎関節症が治るということを示し、また、かみ癖という左右側の下顎頭の動きの差によって生じる現象に焦点を当てることにより、顎関節症の新たな概念を提示して、その問題の解決策を論述している。