『最後の晩餐』完成間近。作品完成のためにはユダの顔が欠けていた。キリストを裏切ったユダとは、どんな顔をしているのだろうか…。レオナルド・ダ・ヴィンチは、自らのイメージにかなう「ユダ」を求めてミラノの街を徘徊する。レオナルドのとらえたユダとはどのような人物だったのか?栄華をきわめたモーロ公のミラノを舞台に、『最後の晩餐』のユダをめぐる、愛と裏切りの生彩に富んだ歴史小説。
「予防」とは、どのような道筋で進めていくべきかに重点がおかれており、何をすべきか、そしてその結果をどのように評価したらよいか、実践的な解説がなされている一冊。全篇を通して“現在到達しうる最先端の科学的技術水準”の概念が貫かれている。
本書は、日々の臨床のなかでの保険請求のあり方を研究する「北海道保険診療研究会」が、保険請求の実際を具体的に検討、例示するとともに、その学問的裏付けを平易に解説しようと試みて編集されたものである。保険請求については、平成13年4月からの診療報酬体系に対応した最新の内容となっている。その記述は単にレセプトの書き方と学術論文とをつなぎ合わせたものではなく、あくまでも日々の臨床を想定し、そこでの診断、治療とその背景としての科学知識が平易に理解できるようにユニークな工夫で成り立っている。
本書は、英国の進出日本企業及びロンドンにおける日本関係のお店・サービス機関のほとんどすべてが参加し、それらの詳しい内容と地図上の位置が網羅されたダイレクトリーである。
本書に掲載された症例は、著者がこれまでに治療してきた数千の症例から選択したものである。選択にあたっては多様な生体の反応を表現するべく、できる限り多岐にわたるように配慮した。症例は私たちの提案した咬合分類を基調として、上突咬合、下突咬合、過蓋咬合、開咬合、交叉・偏位咬合に区分し、さらに加えて特殊な転医症例という7つのカテゴリーとした。それぞれの症例群は便宜的に年齢順に並べてある。
明確なコンセプトをもち科学的根拠に基づいた治療を行えば、永続性のある治療結果が得られる。本書は、コンセプトをもった予知性の高い歯周外科処置を解説したものである。
歯科臨床での法的責任とは何なのか、またどのような場合に民事・刑事責任を問われるのかを解説。歯科医師の責任をめぐって実際に争われた24の裁判例を臨床に即して類別し、法的な視点から検討。歯科医療事故の防止、発生した事故の法務対策に必携の書。
有病者の診かた、考えかた、歯科的アプローチから治療までキーワードで読んで学べる実践ガイド。
テーマを2つに限定して解説。part1では、『審美のための審美』を避けるため、機能性(咬合・発音)・構造力学(耐用性・支台歯の必要十分条件)・生物学(歯髄保護・歯周組織への考慮)・材料に関する考察などをあわせて行う、総体的な審美の臨床的指標(クリニカル・ガイドライン)を解説し、さらにステップバイステップの臨床・治療時に考慮すべき事項・ラボサイドへの伝達方法を解説することにより、審美的手法(エステティック・テクノロジー)の実際を述べる。Part2では、日々新たに開発・提供される審美修復材料の特徴とその可能性およびそれらを臨床適用するための注意点を述べる。
本書は、初めて片側完全唇裂の手術を行う人でも、設計から手術まで行えるようになるよう書いたものである。
本書は、健全な歯列および咬合を形成する乳歯および幼若永久歯のための歯科診療システムを構築し、齲蝕に罹患しないための、そして歯を簡単に削ってしまわないための具体的手段であるシーラント填塞法と、コート材塗布法を平易に図説するとともに、これらの技法を裏付けている科学的根拠を示して、歯科保健医療技術の質的向上に役立てることを目的としている。