本書は、とくに頭頚部領域の癌患者の、リハビリテーションのもつ複雑かつ多様な問題に取り組んでいる。また、医師の他に、歯科医師、看護婦、ソーシャルワーカー、心理学者、聖職者、職業カウンセラー、言語治療士など、種々の専門家、医療関係者の果たすべき役割についても詳しく述べてある。
近年、歯科の各分野ではさかんにチタンおよびチタン合金の臨床応用の研究が進められるようになった。そして歯科に関するかぎり、チタン素材の基礎的研究や鋳造法、応用法の研究では、日本は世界のトップを走っているといわれる。本書は、このように世界をリードする日本のチタン研究のすべてを、基本から応用部門まで余すところなく網羅した初の刊行書である。
どんな立派な理論のもとに作られようとも患者さんに満足されない総義歯では意味がない。著者は永年の臨床経験に基づいて、いかにすれば患者さんに喜ばれる総義歯が作れるか、種々臨床の場において工夫を重ねてきた。総義歯製作テクニックの集体成。