日本テレビで放映していたドラマの主題歌のなかからバップ音源のみをセレクトし、年代順に並べたコンピレーション。海援隊のヒット曲(1)は、ドラマ『続・思えば遠くへ来たもんだ』に主演した古谷一行がカヴァー。(7)(8)(9)を歌ったJACの高木淳也は今何処?
バズーカ砲をブッ放す凶悪犯も登場して、思えば本作あたりから石原軍団の暴走が始まったのであった。でも、音楽はビッグ・バンドのフュージョンでカッコいいっス。左右のチャンネルにメロディとリズムを振り分けたミキシングは、60年代のステレオみたいだけど。
『ゆうひが丘の総理大臣』の原形となった学園ドラマのBGM集。短命に終わったけど、設定が『俺たちの旅』風で面白かったなあ。音楽は『ゆうひが丘〜』も手掛けた小六禮次郎で、ひたすら明朗なサウンドが気持ちいい。やはり青春ドラマの音楽はこうでなくっちゃ。
中村雅俊の当たり役、「総理」が大活躍する青春ドラマ、『ゆうひが丘の総理大臣』(78〜79年、日本テレビ系で放映)の劇伴集。いつもながらVAPのこのシリーズ、ライナーのデータが濃いわぁ。(22)の元ネタはアラン・トゥーサンだな、なんておたくなことを。
ジュリーの「勝手にしやがれ」などで知られる作曲家・大野克夫の個人作品集。本アルバムには代表作『太陽にほえろ!』のテーマ曲以外は、なじみの薄い作品が多く、通好みのかなりマニアックな内容だ。(31)(32)のCMソングは82年に放映されたもの。懐かしいぜ。
73年の萬屋錦之介主演の人気TVシリーズのサントラを61曲を収録。充実した資料を見よ。日本風のメロディとファズ・ギターなどのからむ音作りは緊張感たっぷり。子守唄のヴァリエーションだけでここまで広がりを見せるのも本作ならではの特殊性。
ドラマ主題歌集とはいっても、ドラマと無関係にヒットした曲も多く、歌を聴いてもドラマは思い出せない。どっちも流行らなかった曲も入ってる。70年代に比べ日テレのドラマがいかに弱体化し、フジに比べタイアップがヘタかを如実に示す貴重な資料となった。
おおっ、これは観たことあるぞ。『スーパージョッキー』で。バイクからロボットに変身するザボーガーの情けない造形は、さすがピー・プロ作。でも子門真人の熱唱と、やたら詳しいライナーノーツは本気だ。作品リストによれば、戸川京子も出てたらしいぞ。
話題のSFアニメ『ノエイン』のサウンドトラック。大作の名に相応しく、BGMも凝っており聴き応えは十分。音楽はアニメ・サントラ界の大御所・七瀬光が担当している。
放映年代順にまとめられた主題歌集で、主に82年頃に放映されていた作品が集められている。アニメの主題歌が王道をいっていた最後の時代だ。私事で恐縮だが、ちょうどアニメにハマっていた時期だったので、どの曲も聴き覚えのある懐かしい歌ばかりである。
第78回アカデミー賞で6部門にノミネートされた映画のサントラ。物語の舞台が1950年代のアメリカということで、ダイアン・リーヴスが歌うのはナット・キング・コールやコール・ポーターの名曲。ジェフ・ハミルトンほか名手とともにノスタルジックな世界へと誘う。
“スポーツ根性もの”TVアニメ/ドラマの主題歌・挿入歌を一挙収録。『巨人の星』や『サインはV』のテーマ・ソングなど、かつて汗と涙でお茶の間を酔わせた名曲の数々が高音質で甦っている。
2000年にリリースされたブラーのベスト・アルバム。6枚のアルバムを網羅した、ヒット・コレクションで、10年にわたる活動の輝かしい軌跡をたどっている。代表曲「ガールズ&ボーイズ」ほか、全18曲収録。
刑事ドラマ・ファンにはたまらないテーマ曲コンピレーション。『大都会』や『西部警察』、『はぐれ刑事純情派』といった名シリーズのテーマ曲を中心に、オーケストラものからヴォーカル曲まで幅広く収録。