ピアノ弾き語りの新星トニーの『ウォント・ユー』に続くセカンド作。オフ・ブロードウェイ・ミュージカル『アワ・シナトラ』を足掛かりにデビューした人だけあって、シナトラふうの粋な歌声が魅力。自作、スタンダード、プリンスの曲も。バッキー・ピザレリも好演。
ヒット・シングル「ウォール・トゥ・ウォール」を含むクリス・ブラウンの2ndアルバム。リリース当時若干18歳の彼が、フロア向けの極太チューンやメロウなR&Bなどで魅了している。
日本にとってはこの作品がジョージ・ハワードの人気を確立させることになるのは間違いない。あまりジャズ・マニア向けといわない方がよさそう。いわゆる売れ線のフュージョン・サックスで、G・ワシントンJr.のライン。軽さよりソウルっぽさが好感。