ダブ、ヒップホップ、レゲエなどを取り込みつつ、前作『ORANGE』で強めたメロディの立った歌もの路線への傾倒を強めるのかと思いきや、先行シングル(5)のディープな世界にビックリ。そしてこの5作目。フワフワと漂うようなトリップ感覚を味わえる。
サラ・ヴォーンやビリー・ホリデイ、ヘレン・メリルといった大御所から気鋭のダイアナ・クラール、akikoなどの女性ジャズ・シンガー楽曲をコンパイルしたアルバム。ヴォーカル・ファンはぜひ。
2005年12月発表の2ndアルバム。“歌謡POPS”をコンセプトに独自のスタイルを切り開いて来た彼女の集大成とも言える作品で、筒美京平やつんく、松井五郎など錚々たるメンバーが集結。彼女のオリジナル曲にも注目。
人気TVドラマの音楽集。SFなのに青春恋愛ドラマのせいか、ヒット曲がいろいろなシーンで流れているが、このCDでは主題歌と若手アーティストの曲を集めている。既発の曲が多いが、まとまっていて楽しめる。ROM仕様でファン必見の映像も見られる!
“ブルーノート決定盤1500”シリーズの全100タイトルから1曲ずつを断片収録したサンプラー的2枚組アルバム。ハード・バップからソウル・ジャズ、新主流派までを幅広く収録。ジャズ入門者にも適した2枚。
このユニットでのビル・チャーラップの演奏は本当にアグレッシヴ。ピアノ・トリオという製作意図を心に留めながらも、ユニットとして機能するバンドの表現が随所に聴き取れる。コール・ポーター集という“ハンディ”を課せられながらも個性豊かな作品だ。
今まで何度も聴き、あるいはブラウン管を通して見ている渡辺貞夫の武道館ライヴだが、71分間ギリギリまでリミックスして編集されたこのCDは、ナベサダ・ファンにとってとても貴重な一枚なはずだ。
『ガール・クレイジー』を下敷きにして92年にケン・ルゴウィグの脚本でブロードウェイで初演されたガーシュウィン・ミュージカルの“劇団四季”版を収録。銀行家のお坊ちゃんがミュージカルに入れあげ、ジャズ感覚で恋のドタバタが展開されていく。
80年代中盤、ストック・レイトキン・ウォーターマンと組んで、数々のヒットを飛ばしたシンガーの1枚目と2枚目のアルバムから選曲したベスト。あらためて聴き返すと、ポップスとしての完成度は今のユーロビートより数段上だったことがわかる。