メーカー5社共同企画、名曲復刻コンピレーション『青春歌年鑑』の演歌・歌謡編。90年代にヒットした演歌の名曲がズラリとラインナップ。1980円というお得なプライスも魅力だ。
阿久悠(あく・ゆう、本名・深田公之=ふかだ・ひろゆき)さんが2007年8月1日午前5時29分、尿管がんのため東京都港区の慈恵会医大病院で死去されました。ご冥福をお祈りいたします
悪友をもじったペンネームで数々の作品を送り出した。名曲は、昭和という時代を彩り、人々の心を温めてきた。手掛けた作品は5000曲。6800万枚を超える総売上枚数を誇り、オリコンランクインシングルは511作を数え、オリコン作詞家ランキングの頂点に立っていた阿久悠さんが天へと旅立たれました。
作詞家、阿久悠の40年に及ぶ輝かしい歩みをCD5枚組で括った力作アンソロジー。単に時代を追うだけの安易な編集は避け、ディスクごとにテーマを分けて構成。とりわけ興味深いのは、特典盤扱いの[5]。ヒットしなかったが愛着のある曲を中心にまとめられた一枚だ。これらの埋もれた名曲群には、阿久が時代に対して放った“くさび”が突き刺さったまま。そこに時代を超えた生々しさがある。北沢夏音氏によるロング・インタビューと収録曲全曲解説を掲載した分厚いブックレットも素晴らしい仕事だ。
71年のシモンズに始まり、2003年のCHEMISTRYまで実に三十余年。つつましげで少女趣味的な商品イメージとは裏腹にこのしぶとさよ。亜星&安井による普遍的な楽曲もさることながら、強引に自分の世界に仕立て上げてしまった(8)にも感服。
「伝統の地をたずねて」というシリーズを1枚にまとめた編集ものだが選曲が実によく考えられており、これ1枚でグレゴリオ聖歌のエッセンスを味わうことができる。気になってはいるが、どこから入っていいか途方に暮れている入門者にうってつけのCD。
往年の名曲をスーパープライスで!
ザ・ピロウズ結成15周年を祝してのトリビュート・アルバム。良質なポップ・サウンドと各アーティストのザ・ピロウズへの愛情がまさにシンクロし、オリジナル曲のようにさえ聴こえてくる。原曲のクオリティの高さも再確認できる。これだけ豪華な顔ぶれが集うのも納得。★
人気コンピ・シリーズ『青春歌年鑑』『僕たちの洋楽ヒット』の年代別総集編ベスト・アルバム。島倉千代子や竜鉄也、芦屋雁之助といった80年代の演歌、歌謡曲ヒットが勢ぞろい。
レコード大賞受賞曲から、アイドル&歌謡曲。グループ・サウンズからフォーク、ロックと、60年代の日本の歌謡&フォーク、ロックのヒット曲が、20曲も収録された2枚組アルバム。
1960〜70年代のフォークやニューミュージックのヒット曲を集めた6枚組コンピレーション。J-POPの礎となった当時の音楽は、団塊の世代だけでなく現在の若い世代にも十分聴き応えがあるだろう。
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名曲がてんこ盛りのコンピレーションです。この80年盤では、山口百恵から田原俊彦や松田聖子の世代へと変わる瞬間をスロー・モーションで体感でき、YMOからシティ・ポップへの流れを追体感できて贅沢のキワミです。
音楽には不思議な力が、確かにあるのである。ものの本によれば、古代ペルシャから音楽療法は行なわれてきたそうだ。効くのである。とはいえ過度な期待はしてはいけない。聴いたとたんに頭が良くなったりはしないのである。心身のリラックスが万病に効くのだ。
医学博士、篠原佳年の著作〈モーツァルト療法〉の実践CD。博士の監修付きというありがたいCDだ。BGM、リラクゼーション、胎教、とモーツァルトは実にいろいろな効用があるのだ。
73年に始まった『ひらけポンキッキ!』から現在の『ポンキッキーズ2』まで、30年間でオンエアされた楽曲から30曲を選曲した記念ベスト。まさに、親子で歌って踊れる内容となっている。⇒親子で楽しめるCD・DVD・ブルーレイはこちらをチェック!
19世紀後半、スペイン、アンダルシアの地でダンス音楽として誕生したフラメンコのギター演奏。カルロス・モントーヤ、マノーロ・サンルーカルら名ギタリストの情熱あふれる演奏を余すところなく収録。
東京とLAでレコーディングされた通算29作目のアルバムがついに完成。時に優しく時に激しく、聴き手を包み込むように歌いかける11編の物語で、“夜会VOL.11”で歌われた2曲も収録。
クラシカル・コンピ色を姉妹シリーズの『クラシーク』に譲り、さらに軽やかな変貌をとげた。旋律や音の気持ち良さという緩い括りで編まれたさまざまな曲たちは、ジャンルの枠を軽々と超えるものばかり。タイアップ曲も満載。(8)(16)(17)(18)は新音源で、特に(16)は注目度高し。
アルバム・チャートで初登場2位を記録し、30万枚を超える大ヒットとなった『機動戦士ガンダムSEED』のコンプリート・ベストが通常盤として再登場。買いそびれていた人に薦めたい。
このところテレビで放送されていた時代劇の音楽が話題を呼んでいる。その先鞭をつけた一枚がこの作品だ。時代劇など日頃は観ない人も、ここに収録された音楽はどこかで耳に馴染んでいるはずだ。それだけ時代劇は日本人の生活に定着しているのだろう。