グアテマラ高地、紺碧に輝くアティトラン湖。この湖だけにすむという幻の水鳥がいる。インディオから「ポック」と呼ばれ愛されるこの鳥は、空を飛べず、絶滅の危機にさらされていた。ポックを救いたい。電気も通わない小さな村で、女性ナチュラリストのたった一人の闘いが始まった。謎だらけの生態を解明する。生息数の増減に一喜一憂しながら、政府に直談判し、保護区を設ける。すべてが手さぐりでのスタートだった。内戦、大地震、開発、汚染ー問題に体当たりで挑んだ25年間。1987年、ついに地球上から消えてしまった鳥へのひたむきな思いを率直な筆致で綴る、感動のノンフィクション。
世界中から惜しみなくその才能を讃えられるイランの巨匠、アッバス・キアロスタミ。素人を起用し、ごく小さな出来事から紡ぎだす、あまりに豊饒な物語…。彼の映画はいかにしてつくられるのか。自然な表現を導く術。繊細な音と絵づくり。瑞々しい秀作『友だちのうちはどこ』の製作ノートから、その映画術をたどる。書下ろしエッセイ、彼が尊敬と共感をよせてやまない黒沢明監督との貴重なダイアローグも収録。すぐれた作品を生みだす思想と方法を、あざやかに解きあかす。キアロスタミ映画のすべてを世界で初めて明かす一冊。撮影風景、シナリオ、フィルモグラフィなど豊富なデータを付す。
初の「みなと」情報事典。全国約160港の最新情報を一挙掲載。
ハンニバルは宿敵ローマを倒すべく、軍勢と象を引き連れ、陸路イタリアへ向かった。行く手には異民族が待ち伏せ、峻険アルプスが立ちはだかる…。ハンニバルの越えた峠を著者自らが踏査し、伝説の道程が明かされる!古代へのロマンをかきたてる壮大な歴史読物。
偉大なワインとはどのようなものか、その生れ故郷はどこか、そしてその希少価値は何に由来するのか。本書は20世紀を概観しつつ、第一部では今世紀のブドウ栽培地における偉大なワインの位置づけについて、気候、土壌、人、技術、新しい産地の出現など、あらゆる影響要因をふまえて説明している。第二部では、著者は世紀の偉大なヴィンテージをリストアップし、卓越したワインとして世界のブドウ畑の歴史に永遠の足跡を刻むにいたった、えり抜きの類稀なワインを紹介している。本書はミレニアムの変わり目に際して、こうした神話的な酩醸地の特質を探るとともに、その誕生・形成の道のりについて述べたものである。
本書は、ソーシャルワーカーが行うグループワークの展開方法について著している。
アーツ・アンド・クラフツ運動、バウハウス、ロシア構成主義、ポップアート、アンチデザイン、ポストモダニズムなど20世紀の代表的ムーブメントを紹介。新しい視点でデザイン史を学ぶ一冊。
ぼくはリトルボニー。とくいなのはね、ほねをのばしたりちぢめたりすることだよ。NHK教育テレビ「からだであそぼ」の人気キャラクターリトルボニーの絵本。
「これ、クリスマスのダンスパーティの写真なのよ。夫婦でおどった最後のダンスになっちゃったわ。…あのひとがなくなってしまうと、クリスマスもあまりたのしくないわねえ」ブラウンリーさんは、そういいます。ゼルダとアイビーは、ブラウンリーさんにたのしいクリスマスをすごしてもらおうと…。
いまさら聞けない?!バス用語。
山歩き、カヌー、フィッシング、そして絶滅寸前のグリズリーを探す旅…自然をこよなく愛する作家の、爽快なアウトドア・エッセイ。
“浮気相手に選ばれる男とは?”“嫉妬されやすい女とは?”隠れた欲望を知れば、今よりうまくつきあえる!世界15カ国で大反響を呼んだ危険なベストセラー。