1950年代、世界中が戦後の復興に必死だった時代。1マイル=1609メートルを4分以内で走るという、未踏の記録に立ち向かった若きアスリートたちがいた。英国の医学生ロジャー・バニスター、親の虐待から逃れてきた米国のウェス・サンティー、豪州の静かなる闘士ジョン・ランディ。何十年にもわたって、挑戦者たちがその限界の前に破れ、医師は「無謀な挑戦は命を落とす」と警告し、エヴェレスト登頂や南極点到達よりも難攻不落といわれた“4分の壁”。1952年のヘルシンキ五輪での敗北をきっかけに、若きアスリート3人が、ときを同じくして挑戦をはじめた。人間の能力に限界はない。そこに1%でも可能性があるかぎり、壁は打ち破れると信じて…。
性のエキスパートが世界中の女性1006人の体験からはじき出した237の理由。
ヤマネのネムネムいっかは、とびっきりのねむたがりやさん。いつもパパ、ママ、きょうだいたち、みんなぐっすりねむっています。ところがこんやはいったいどうしたのでしょう。ひとりだけねむれないこがいるみたいですよ。ねむりのひみつのえほんつき。
独裁政権下のバルセロナで上流階級の未亡人が扼殺された。新聞記者アナは被害者宅から押収された書類を調べ、恋文を発見する。差出人がわからなかったが、思わぬ援軍を得る。はとこの文献学者ベアトリズは、文章の綴り方、言い回し、形容詞等から書いた人物像を巧みに導き出し、驚くべき手がかりを見つけ出してみせた。言語と文学を愛する文献学者の叡智が冴え渡る傑作ミステリ!
1940年、第二次世界大戦下のロンドン。12歳のウィリアム、11歳のエドマンド、9歳のアンナのきょうだいは、親がわりだったおばあちゃんが亡くなり、家族は3人きりになってしまった。3人に必要なのは、保護者となる「後見人」。後見人がいなければ、遺産に手をつけることもできない。そこでおばあちゃんの弁護士が提案したのは、3人で学童疎開に参加すること。ロンドンにいるより安全だし、ひょっとしたら、3人をずっと家に置いてくれる家族が見つかるかもしれない…。疎開先の厳しい日々、3人にとって、村の図書館だけが救いだったー。ロンドンから疎開した本の好きな3人きょうだいの、心あたたまる物語。2021年ニューヨーク公共図書館ベスト・ブック・オブ・ザ・イヤー(児童書部門)
サイラは親友の婚約披露パーティに出るためイギリスに帰国した。8年前、親友の兄でホテル王のネイサンと付き合っていたが、結婚など考えられないという彼に絶望し、アメリカに渡ったのだ。今回パーティでサイラは思いがけずネイサンと再会した。真っ青な瞳のハンサムな彼は、歳を経てさらに魅力を増していた。サイラは親友にせがまれ、彼を含めたグループ旅行に行くことになる。断ち切れずにいた想い。よみがえる情熱。たとえ結婚に行き着かなくてもかまわない。今が幸せなら…。そう自分に言い聞かせ、サイラはネイサンとベッドを共にしてしまう。3カ月後、彼女は体の異変に気づく。まさかー?
「企業ファイナンス発達史」は、会社財務の歴史的発展に制度や組織がどのような役割を果たしたか、を主なテーマにする。特に、財務の実践については、ルネッサンス期のイタリア商業銀行から、コングロマリット、ウォール街での最も新しいレバレッヂ・バイアウトの仕組などに及ぶ。更に、最近の財務論に見られる歴史的研究方法と定量的手法の密接な関連についても重大な関心を寄せており、特に終章では、財務の発展過程を鮮明に説き明かす鍵となる短期的な会社内部の要因と、長期に亘る外的(環境)要因との関連性を解明する基本的な問題解決法を凾数関係に集約して、企業財務の歴史的発展過程を明らかにした。
最高のアイデアが理想の形で具現化できる!制作に関わる基礎知識から、人物や動物のデッサン、構図の意図を引き立てる照明や色彩、英雄の旅や記号論を使った創作論、作品に一貫性をもたせる編集方法まで。ビジュアルで物語にのめり込ませるための、理論と実践がつまった一冊。
黒いペンでえがかれた不思議な森。神秘の森を旅しながら絵の中に隠れている動物や魔法の札を探したり自由に線をかきくわえて物語をふくらませたり楽しみいっぱいのぬりえブック。
2017年にカナダ建築センター(CCA)にて開催された「ビサイズ、ヒストリー:長谷川豪、ケルステン・ゲールス、ダヴィッド・ファン・セーヴェレン」展のカタログ。今日の建築設計の現場において「歴史」という存在は一体どのような役割を果たすのか。長谷川豪、ケルステン・ゲールス、ダヴィッド・ファン・セーヴェレンは、過去の建築作品と互いの作品を読み解き、描写し、翻訳し、流用することによって、それらが織りなす星座の中から意味を紡ぎ出し、関係をかたちづくる。そして歴史は単なる研究の対象から、設計に生かされる資源へと変容する。
温暖化ガスによる気候変動の多発、大地震を誘発する地殻変動期への突入、地球に近づく小惑星衝突の可能性…文明の危機が迫る!期日を特定する高的中立予言!
単位取得も大事だけれども、スポーツだってゲームだって、もちろんデートだって大切。そんなリアルな高校生活を送るドスプエブロス高校の最上級生らが挑んだのは、アメリカ最大の高校生ロボットコンテスト。しかしそれは、通常の授業の常識を超えた世界だった。迫り来るタイムリミット、仲間内での対立、極限に置かれた知力と体力。その先にあるものはいったい何なのか?-人種や家庭の事情、学校での“地位”も異なる高校生らと、彼らを指導する熱血教師を臨場感たっぷりに描く、感動の実話!
鍵を使って、ページの扉を開けてみて下さい。それは魔法がちりばめられた、ふしぎなお部屋への入り口。手芸用品があふれた手芸家のアトリエ、奇妙なアイテムが並ぶ魔法使いの工房、おいしそうなアイスクリーム屋さん、きらめくパーティールームなど、部屋の数だけあるストーリーがあなたを待ち受けています。さあ、最初の扉を開き、美しいインテリアや可愛い雑貨がいっぱいのお部屋を彩ってください。
ジョハンナ・バスフォードのぬりえブックで美しい花たちの世界を旅しませんか。イギリスの花、アフリカの花、日本の花、世界じゅうの花。野に咲く花も、水に浮かぶ花も、魔法の国の花も、あなたの色で命を吹きこまれるのを待っています。想像の翼を広げて、さあ世界の花を巡る旅に出かけましょう。ジョハンナの『花』のぬりえ、最新作。巻末に大きなサイズのぬりえつき!