世紀末の米西海岸ヒップホップ・シーンを牽引したDJであり、レーベル“Stones Throw”のオーナーでもある彼の、これまでの仕事が総括できる好盤が登場。音の解体再構築が、快楽原則に則って行なわれている生々しいミックスこそ、彼の持ち味。スクラッチで奏でる音楽だ!
「蛍の光」で知られるスコットランドの詩人、ロバート・バーンズの作品を歌った新作。効果的にストリングスを使ったふくよかなサウンドで、古臭くなく親しみやすい。何よりヴォーカルだけでなく、エディの心の美しさまでが透けて見えるようで感動的だ。★
ベテラン兄弟デュオのアルバムは、彼らのフェイヴァリット・ソングのカヴァーと「ピンク・シャドウ」などセルフ・カヴァーで構成。洗練されたセンスとソフトなハーモニーは、まさに円熟の域。「In My Life」での陰影などCSNのカヴァーに匹敵する素敵な仕上がりだ。