昭和十六年十二月八日、日本軍はハワイ、マレー、フィリピンの三方面に侵攻を開始した。本間司令官麾下の第十四軍は、マニラ対岸のバターン半島に退避・集結する米軍を無視、無防備のマニラを占領し、戦勝に酔い痴れた。だが米軍に立ち直りの猶予が与えられた結果、「緒戦大勝利」の大合唱の裏で、日米軍の死闘は五カ月に及んだ。太平洋戦争の縮図といわれるバターン戦の実態を追究した、シリーズ第五弾。
公園にすんでいるパーシーは、ぜんぜんねむれませんでした。外はあらしで、あめやかぜが大あばれしていたからです。つぎのあさ、公園のなかでは、たいへんなことがおきていました。たくさんのどうぶつたちがすんでいた大きなかしの木が、かぜでたおされていたのです。これから、どこにすめばいいのでしょう…?でも、だいじょうぶ。パーシーがついているのですから。さあ、あたらしい家をみつけに出発です。
アメリカ大統領を誘拐せよ。アメリカによる空爆に激怒したリビアの指導者カダフィ大佐は、報復のため大胆な命令を下した。その実行者として白羽の矢を立てたのは、ジー・ハーディ。元アメリカ海兵隊の名パイロットで、今は密輸機を飛ばす彼は、戦争体験と息子の死によってアメリカ政府に深い憎しみを抱いていた。だが、大統領誘拐は超難事。はたして頭脳明晰な彼が考え出した天才的な作戦とは。面白さ満点の航空冒険。
誘拐作戦の一端をになうシリア人パイロットがアメリカに入国したことで、FBIとモサドが動き出した。FBIのウェアターとシリア人の顔を知るモサドのメルニックは〈ダラス〉という言葉を手がかりにパイロットの足どりを追う。しかし大統領専用機を狙うハーディの目論見までは知るよしもなかった。亡命キューバ人や日本人狙撃者を動員したハーディの大規模な作戦は、大統領がカリフォルニアを訪れたとき、ついに動き出す。
第5回鮎川哲也賞受賞作 平穏な生活を送っていた女子大生に送り付けられた写真。記憶の底になにやら蠢くものを感じたヒロインの身に、徐々に恐るべき災厄が降り懸かってくる。予断を許さぬ結末へと読者を誘う長編推理小説の秀作
公園を守る仕事をしているパーシーにとって、きょうはひさしぶりのたのしいお休み。まぶしい日ざしのなかで、パーシーとどうぶつたちは、ピクニックをたのしんでいる。ところが、ちかくであそんでいたウサギのきょうだいたちに、たいへんなことがおきてしまった。ちっちゃな妹ウサギが、とつぜんきえてしまった。
きょうは、おとうさんもおかあさんもおでかけ。“ひとりぼっちのおるすばんなんてすてき”ワクワクしてはやおきをしたアマンダは、いいことをおもいついた。“ちょうちょをつかまえにいこう”でも、アマンダがみつけたのは、もっともっと、すてきなものだったのだ…。
公園のみどりがうつくしい、ある春の日、パーシーは、あさから大いそがし。古いめいろの、のびきったかきねをきれいにするためだ。パーシーは、手おし車に道具をのせて、さっそくめいろへむかう。それをこっそりみていたどうぶつたちは、てともおもしろいことをおもいついた。「めいろのなかで、パーシーをびっくりさせよう」ところが、びっくりしたのは、どうぶつたちのほうだった。幼児から。
ソーダをのむのと、わらうのをいっぺんにしてしまったキツネ。しゃっくりがとまらなくなったから、さあたいへん!キツネは、パーシーにしゃっくりのとめかたをききにいくのですが…。
「ネズミたちがうるさくて、ねむれやしない!」ゆきのふったつぎのひ、ウサギがおこってパーシーのところへやってきました。ネズミたちはそりあそびでおおはしゃぎなのです。こまったパーシーは…。
ハリネズミはふうせんがだいすき。けれど、するどいはりのせいで、ふうせんはすぐにわれてしまいます。しくしくとないているハリネズミを、かわいそうにおもったパーシーは…。
あるひ、アナグマがどろだらけでパーシーのいえにやってきました。まずは、おふろにはいってもらおうと、パーシーはじゅんびをはじめます。けれど、おふろがだいきらいなアナグマは…。