キリの良い数字が受けてか、売れているもよう。価格対時間比でのコスト・パフォーマンスといい、一通りのジャンルを網羅する物量といい、お徳用と言うしかない。オペラ・アリアが充実しているので、アリア名曲集として買うのもありな内容。解説もまずまず○。
奈良出身のアイリッシュ・フィドラー、功刀丈弘(くぬぎたけひろ)のデビュー作。ケルト圏の新世代フィドラーか? と思わせる演奏力に、マニアックなカヴァー・センス。さらにはラッパーを起用するなど、旺盛な冒険心も兼ね備えていて今後が楽しみ。
2枚組のうち、DISC-1は77年に空前の大ヒットを記録した歴史的名盤に(7)をプラスし、DISC-2は同アルバムに関連した未発表テイクなどを18曲も収録。まさに“噂”の真相とでも言える内容で、70年代後半を象徴するポップ・ロックの裏側までわかる。★
聴いているこっちがとろけてしまいそうなほどのスウィート・ヴォイスが超印象的。それでいて力強さがあるので、非常にキャラが立っている。楽曲もイメージ的なポップなモノばかりではなく、ロック色豊かに懐かしさも加味されており独自の世界を確立しているのだ。
テレビ東京系で放映されたアニメ『地球少女アルジュナ』のサントラ。最終話で使用されたBGMを中心としたミニ・アルバムの体裁だが、菅野よう子が全面プロデュースなので、内容は保証!
2000年3月に発売した『デジモンアドベンチャー ベストヒットパレード』の通常盤。番組に関連しているヴォーカルものを1枚にまとめたカタログ・タイトル。これは子供たちの必須アイテムだ!
1999年にスタートした『デジモンアドベンチャー』から『デジモンフロンティア』までの主題歌に、2005年12月に亡くなった有澤孝紀が手がけた各シリーズのテーマ曲などを収録した歴代主題歌&BGM集。シリーズのファンは要チェックだ。
ハードコアからノイズ、ジャズ、ファンクまで幅広いファンを獲得している鬼才ビル・ラズウェルが、ハービー・ハンコック、坂田明などを迎えて行なった東京公演の模様を収録したライヴ盤。豪華メンバーによる白熱したアドリブの応酬が堪らない。
Electricなど、数々のユニットで活躍して来た実力派MCのソロ・デビュー作。10年以上のキャリアに裏打ちされた高いマイク・パフォーマンスとヴァラエティに富んだライムが魅力。Insightのプロデュースという強力作だ。