ジェームズ・キャメロン監督映画『アバター』のサウンドトラック。『タイタニック』『ディープ・インパクト』などの作品でも知られるジェイムス・ホーナーが音楽を制作。パンドラという衛星を舞台に描かれるストーリーにふさわしい壮大な音楽が広がる一枚。
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フロリダ出身の4人組が85年に発表したメジャー・デビュー盤。70年代の英国産ハード・ロック(ブラック・サバスetc.)の語法を再利用した古典的なサウンドで迫るが、凡庸なレプリカじゃないぞと主張する気概もあるし、未完の大器を予感させる勢いもある。
ジム・クェスキン・ジャグ・バンドの仲間がたどり着いたフォーキー・コミュニティ。ゴスペルに影響を受けたブルージィでアコースティック・サウンドのバックと陰のあるヴォーカルが心地よい。
紆余曲折を経ながらも、80〜90年代をたくましく生き抜き、12枚ものアルバムを発表したヘヴィ・メタル・バンドのベスト盤。時代やメンバーによってサウンドは変化しているが、その根底にはヘヴィ・メタルへのゆるぎない信条がうかがわれる。(9)(14)は未発表曲。
インテリジェンス溢れるメタル・サウンドで人気を得ている彼らの、4枚目のアルバム。ブレイク前(86年)の作品だが、ここでもかなりクラシカルなアレンジの曲を聴くことができ、本作がその後の彼らの方向性への布石となったことは想像に難くない。(4)でバッドフィンガー、(9)でフリーとユニークなカヴァーが収録されているのも興味深い。
3月にイングヴェイの東京公演で前座をつとめたサヴァタージ。観客の反応は意外に冷たかったが、私は将来有望のバンドだと期待をかけている。現在、ヘヴィ・メタルがちょうど曲がり角にあるが、角を曲がっても彼らの躍動感あるロックは残るだろう。
すでに10年のキャリアを持つフロリダ出身の5人組の6作目。英ロックの影響が濃厚なハード・ロックだけど、キーボードを効果的に使ったプログレ風の劇的な展開もあり、古典的構成ながら所謂アナクロではない現代性もある。聴き手の気分を逸らさない秀作。
すごいタイトルがつけられた新作だ。彼らといえばマニアックなファンを多数抱えていることで知られるコア系のメタル・バンドだが、本作で大勝負に出た。現代のNYを舞台としたアプローチは、彼らの重く湿った音と絶妙にマッチする。一聴の価値あり。
静と動のコントラストからなるマイナーなメロディアス・ハードでかたくなに型を守る彼ら。そのこだわりは新ヴォーカリストを迎えた本作でも微動だにしない。思わず姿勢を正し、メタル特有のはなかさと力強さの瞬間共に対話したくなる、そんな意欲作だ。