国鉄K駅から、遠見町へ行くためのトンネルは、長さ210メートル。突貫工事のうえ、岩盤が脆弱だったために、完成までに2回の落盤事故があり、5名の作業員が死んだ。そのため、幽霊が出るという噂がトンネル附近に流れていたー。そのトンネル内で22歳の女性が消えた!テレビ中央の若きプロデューサーは、この事件に興味を持ち、美人タレントを起用して同条件で実験、ビデオ撮りを行うが、今度はそのタレントが消えた!
炳霊寺、麦積山、龍門、鞏県、神通寺…。4世紀からほぼ1000年にわたって黄河とその流域の石窟寺院に穿たれた仏たち。仏教文化東漸の道すじを辿る。
絶望の淵から立ち直らせたあの言葉。天狗になったとき厳しく諫めたあの人。さまざまな人と人との縁を通して、組織を生かし人を育てた“ちょっといい話”を爽やかに語る。
本書は、セントポーリアについて、1年間を1月から12月までの各月に分け、加温設備がある場合と、加温設備がない場合に分けて、それぞれの作業(栽培、管理)を、カラー写真、図版を多用して、やさしく解説した初心者向きの本です。
青年孤児バルタザールは日常を逸脱した冒険を否定し、節度ある平凡な生活の中に幸福があると説く。しかし、美しく誇り高いヨランド嬢を得るため、自分の出自を探る過程でつぎつぎと冒険(アバンチュール)の渦の中に投げこまれる。女占い師の予言《父親には頭がない》とは何か?バルタザールの世にも〈とっぴ〉な冒険ばなし。
発明家ドルジュルーの部屋の壁にあらわれた《三つの眼》とそれにつづくふしぎな映像。見るものを熱狂・驚き・恐怖にひきずりこむ…そして、ドルジュルーは「B光線…ベルジ…」という謎の言葉を残して殺害された。甥のビクトリアンが映像の謎に挑戦するミステリー作家ルブランがいどむSF小説。
悪徳商売で莫大なもうけを得ているバラトフと冒険児ジェラールは、美貌の令嬢ネリー=ローズをあいだに対立する。バラトフといつわってネリーとパーティーに参加するジェラール。そのころ、バラトフはホテルの自室で殺害されていた。殺人犯はジェラールなのか?ルパンを思わせる快男児ジェラールが恋と冒険に大活躍する活劇長編。
プログラム可能な「LSIによる論理設計」、カスタム型の「LSIのための論理設計」に役立つ、基礎理論と設計法!論理代数、組合せ回路、順序回路の基礎から応用までを系統的・組織的に解説。特に非同期回路の理論と実際、PLDによる設計、連想メモリとその応用、ビットスライスLSIを詳解し、関連のあるスイッチング理論も記述。
雄大な墨画と華麗な色彩で、東洋芸術の理想を追究した大観。洗練された感覚と卓越した写実技法で、伝統美の近代的再生をめざした栖鳳。東京画壇と京都画壇に君臨した2巨匠。
これは精神療法によって、自己を捜し求める一人の子供の物語である。物語はディブスという名前の、実在の子供の体験をもとにして創られた。ディブスは希望の太陽と悲しみの雨にわが身をさらしつつ、成長し、天賦の才能をのばしていかねばならない、複雑な人生の過程をつぶさに体験していく。そしてしだいに、ためらいがちに、彼の世界を保障するものは彼の外部にはなく、彼がかくも熱心に捜し求めてきた安定の主軸は、じつは自己の奥底にあることを発見する。遊戯室で、家庭で、学校での体験を通じて、彼の人格は少しずつ、しかもやさしく、他の人びとの人生をも花開かせ、向上させていく。彼を知る特権を得た人びとの人生を。
アイヌ民族を研究するため、北海道にわたった米村喜男衛は、網走の地で、おもいもかけぬ貝塚を発見した。かつて北のはての地に、まぼろしの民がすんでいたことのあかしを見つけたのだった。その後、貝塚とまぼろしの民に、“モヨロ”と名づけた喜男衛は、家業の理髪店をいとなみながら、郷土博物館をたて、この文化遺産をまもるため、弧軍奮闘したのだった。
材料力学は機械の構造設計になくてはならない基礎学問であり、これを理解せずに機械の設計はできない。しかし、多くの学生諸君が入口でつまずくことが多く、そのままだと力学ぎらいになりかねない。本書は、このような人のために基本的な例題とその解き方に多くのページをさいて、懇切ていねいな説明をした。