高周波管に関する多くの着想はいまやレーダの送信用や核融合プラズマの加熱用に期待されるまでになり、また、テレビジョン用のカメラ・チューブにも、さまざまなターゲットが開発され、それぞれの特徴を生かして広く用いられるようになった。今回、これら初版以後のこの分野の進歩に応じた大幅な修正と、単位の国際単位系への統一を行ない、より充実した内容とした。
700点の写真で伝える永遠の記録。東京の本当を世界にメッセージする。その日、「私」は何をしていたんだろう?
砂漠の道、そして草原の道をわたって遥かなるローマに至った壮大なシルクロードの旅は、再び長安を目指し残されたもうひとつのシルクロード“海の道”に船出する。本書は、地中海から紅海、インド洋、そして東南アジア沿岸、中国沿岸へと“シルクロード・海の道”をたどり東西交易と文化交流の歴史をさぐる冒険とロマンに満ちた大型紀行ドキュメントである。
この本は、化学者の慣れ親しんだ概念を用いて固体の電子的性質を理解できるようにすることを目的としている。数学的誘導はできるだけ避け、多くの化学的に興味深い例を示し、かなり描写的な取扱いに重点を置いた。現代の分光学的手法、特に光電子分光法は、固体中の電子的エネルギー準位について化学的に意義のある直接的情報を与えることから、本書では重要な役割を与えた。
ダンプカー、クレーンしゃ、タイヤローラー…。がんばれ!はたらくじどうしゃ。
現代文明の根底的な解剖。本書は、イリイチの著作の中でも戦略的な高地を占める。教育・交通・医療に関するイリイチの衝撃的な提言を、産業主義社会批判の各論とすれば、この本はイリイチの立脚点の全貌を構造的に提示する総論の位置にある。
もっとよく知りたい日本の言葉日本の文化。日常なにげなく使っている日本語の奥にひそむ言語学的問題、文化、風俗、を掘りおこす。
建てられてからすでに80年以上は経っている榎家の蔵から、不思議な原稿が発見された。それは、明治新政府の要人・陸奥宗光をまきこんだ“機密漏洩事件”とそれにまつわる殺人事件の解決に、謎のイギリス人のS・ホック氏が深くかかわっていたらしいことが書かれていた。奇々怪々な事件の背後に潜むものは何か?
本書は、LANの実態、国際標準に採用されたバス構造をもつイーサネットの詳述、ゼロックスのネットワークをサポートするプロトコル体系であるXNSの解説を行い、技術者のために懇切丁寧にまとめた教科書である。
ちゃぶ台、提灯、幻灯、むしろ、緋毛氈、加賀暖簾-。時代と風土がはぐくんだ、モノを通してみる異色の文化史。
本書は、ソフトウェア工学の基本を学ぼうとする人のために書かれたものである。大学初学年の学生でも楽に読めるように、予備知識としては初歩のプログラミングの知識だけを仮定した。数学について格別な知識はなくても問題がないように、理系・文系にこだわらずに誰でも読んで基本をつかめることを目的とした。