山村正夫作家生活40周年記念出版。戦慄!!西洋時代ミステリー。西洋の物語に材をとる恐怖の人間絵巻!
「物より人をつくるのが先」、「ダム式経営」、「無税国家論」。いつも前向きに夢とともに生きた「経営の神様」が語るわが人生。
特集テーマは「都市・建築・コスモロジー」である。敗戦の焼跡を彷徨しつつ、今日の東京を想像し得たものがいたであろうか。人間の想像力はいかに貧困なことか。しかし、今、東京という都市を動かしているデモンは何か。まさに想像を絶した異形の怪物が裏面の舞台を跳梁しているドラマがそこに展開されているのかも知れない。記号論の出番である。
本書は、カール・バルトの戦後の論説でまだ邦訳されていないもののうち、重要なものあるいは興味深いと思われるものを集めて、1巻とした。
雨ニモマケズ、風ニモマケズ、素晴ラシキ建物ヲ求メテ我等ハ行ク。東京駅・目黒雅叙園・松本関智学校・築地本願寺・東京拘置所・上海サッスーン邸・大浦天主堂・三田演説館・万平ホテル・那須の別荘群…。建築学者のペンと建築写真家のカメラは、海を越え、空を飛び、建築と人の物語を探し出す。カラー写真満載。
日本の木造建築を造ってきた工匠の背後には、優れた道具鍛冶たちがいた。日本人の感性によって、切れ味、使い易さと同時に形の美しさを合せ持ち、世界で最も秀でた大工道具を作り出した。伝統工具類の造形、材質感をカメラアイにて紹介。
大久保利通の策略のまえに、江藤新平はあまりにも真正直すぎた-。血縁者の立場から、聞き書きをもとに、佐賀の乱の首謀者として処刑された大伯父新平のゆえなき汚名をすすぎ、開明的政治家としての実像を、明治維新史のなかに克明に刻みこんだ労作。
アルコール中毒の犯罪者だった主人公が獄中でめざめ、先住民としての権利獲得、差別撤廃に立ち上がる。この本はデニス・バンクスの個人史であると同時に、白いバッファロー女の伝説復活の克明な歴史、すなわち、過去半世紀の語られることのなかったアメリカ現代史の記録である。ノンフィクション朝日ジャーナル大賞受賞作。
レヴィ=ストロースの体系の厳密性、ドゥルーズとガタリの強制労働工場、マルクーゼの本能の解放、アルチュセールのマルクス主義的グラマトロジー等を批判的に解読しつつ、現代の思想と文化の状況を総合的に把握してその診断を試みたポスト構造主義の代表的論考。