理論物理学者ダイソンは、最初の原始生命は複製能力が低かったという大胆な仮説をたて、生命の起原は、代謝系と複製系と2回に分けて起こったと説く。そしてオパーリンのコアセルベート仮説に木村資生博士の中立説に関する数式を導入して原始生命誕生のモデルを描いている。この新しい生命の起原仮説を通して、ダイソンが問いかけているのは、“生命とは何か”という根源的、本質的なテーマなのである。
紙の脆弱化や過剰消費が叫ばれ、紙は曲がり角に立っている。仏教文化や王朝文化を彩る紙、和風建築を支える紙、情報を伝える紙など、実用性と芸術性を見出し、暮らしのなかで紙を巧みに使いこなしてきた日本人の豊かな感性を見つめ直す。
小学校五年生の「ぼく」は、父がいる西ドイツ・ミュンヘンの郊外を訪ねた。そこで、時計職人のヨゼフ老人の孫娘アンナと知り合う。ぼくとアンナは、“ボルピィ”と呼ばれる小人に出会って秘密の森にまぎれこむ。そこは、霧にかこまれた平和なボルピィたちのふるさと。しかし、やがて破壊されていく森。ほろびゆく危機を前に、五人の若いボルピィたちとぼくとアンナは、いのちのよみがえりを求めてふしぎな旅に出るのであったー。愛と勇気とやさしさを描く長編ファンタジー。
本書は、五四期における伝統破壊運動の思想の多様性をある程度伝えるとともに、すべての伝統破壊主義者の思想をまんべんなく見てゆくとどうしても陥りがちな皮相と重複を避けるために、五四インテリゲンチャのうちで最も著名な3人の指導者、陳独秀、胡適、魯迅の伝統破壊意識の起源と性質を比較研究するという形成をとっている。
物理、数学、統計、電気・電子の分野を中心に、21,000項目、482図を収録し、簡潔な解説を付した英和辞典。和英辞典として利用できるよう巻末に和英対照策引を設けた。
情報通信を阻害する未知の病原体コンピュータウイルス。豊富な実例をもとに、その正体を解明し、予防ワクチンの投与まで、あらゆる処方箋を詳述する。
これはヒドイ!学業劣等、悪戯天才。うちの子などまだマシだ…。日経連載大評判、狐狸庵笑撃の告白。
本書は、スタンフォード大学のドナルド・クヌース教授による同大学での講義「Mathematical Writing(数学作文)」の講義記録を集大成した、テクニカルライティングに関する数少ない参考書である。数学およびコンピュータ科学のドキュメントを書くときの注意事項が例をあげて詳述されている。また、本書は講義記録ということから、クヌース先生の明解な講義を直接受講している気分でテクニカルライティングについて学ぶことができる。“よいドキュメント”を書くためのテクニカルライティング。チューリング賞受賞者として名高いクヌース先生が、TEXやWEBを含めコンピュータ科学におけるライティングの話題を数多く取りあげながら、“よいドキュメントの書き方”を明快に指南。
人は、なぜこの世のさまざまな悩みにとらわれ、苦しむのか。なぜ、運命・宿命から自由になれないのかー。その答えは、見えない“いのち”の次元を知ることによって初めて明らかになる。般若心経に秘められた“霊妙力”を説いた、必読の書。
空次元の感性を揺り起し生きる意味がわかる本。
リーダーの本当の役割は何か。毎日やるべきこと、毎月チェックすべきこと、年間計画で息ながく実践していくこと。それぞれのポイントを1ページ1項目に明快にアドバイス。400万人の管理者&小集団リーダーに贈る「鎌田リーダーシップ」の決定版。