「一流品をぶちこわす」「自分の目で見ること」「暮らしは流行ではない」…。戦後、『暮しの手帖』の名物編集長として、特異なジャーナリズム活動を行った花森安治。その全活動を、戦前から戦中、そして高度成長期に大衆消費財の氾濫に警告を発した「商品テスト」の敢行までを克明にたどる。第37回「日本エッセイスト・クラブ賞」受賞。
真実の歴史を知り、波乱の未来を読む。“いま”を生きるあなたのための一冊。
東西ドイツの統一は、戦後の世界秩序の崩壊を最も象徴的に示す出来事である。一挙に西ヨーロッパ最大の国となったドイツは、今後国際経済・政治の中でより重要な役割を果たして行くであろう。しかし、劇的なベルリンの壁崩壊からわずか1年たらずで性急に達成された統一は、今ドイツに様々のきしみをもたらしている。新生ドイツはどのような問題を抱え、何処へ行こうとしているのか?統一前から現在までドイツに居を構え、現地で定点観測を続ける若者が、歴史の激動の中で変わりゆくドイツの姿を浮き彫りにする。
ヴァレンカは、ちいさな家でしあわせでした。ところがある日、戦争がおこったのです。祈りにみちた物語とロシアのイコンを思わせるイラスト人気絵本作家ワッツの処女作。5歳から。
技術を経営の中にいかに位置づけ、取り組むべきか。市場の共感を呼び起こし、企業の基盤を支えるために、新しい時代の技術マネジメントを考える。
デンマークの誇る画家オルセンが新たに描いた挿絵で飾る、アンデルセンの童話。『しっかりものの錫の兵隊』から『人魚姫』まで全17話。5才から大人まで。
現代医学の脱構築事典。100の言葉を穿ち、我々の現在を問う「知識医療学」への招待。医療と時代、文化・社会を読み解くための〈スーパー・グロッサリー〉。
「学ぶ力」の中核をなすのが学習技能である。学習技能が身についておれば、知識はいつでも習得できる。しかし、学習技能はなかなか身につきにくい。プロでさえ、基礎的な練習を繰り返し行っている。4年生の子どもが、楽しみながら学習技能を身につけられる方途を明らかにしたものである。
本書は、「ソフトウェア再利用技術」を軸としてまとめた、ソフトウェアの開発技術に関する解説書である。ワークステーションやパーソナル・コンピュータを中心とするコンピュータの大衆化を前提とした、「オープン・ソフトウェアの開発パラダイム(開発指針)」について解説するものである。
近代日本の「実業界・銀行の父」の発言から、ビジネス・経営の“原点”を学び、今、“日本と日本人”を再考するための指針。創立20周年記念出版。
この本は、ジャズの歌曲の詩(あるいは歌詞)の意味を考える、解釈する、という趣旨の本です。
フランスでは18世紀の前半、貴婦人たちが主宰した数々の「サロン」によって、絢爛たる貴族文化が開花した。なかでもタンサン侯爵婦人のサロンは、顔ぶれの豪華さ、論じられるテーマの幅広さで、ひときわ光彩を放っていた。が、こうした知の響宴も時代の変化とともに消えてしまった。本書は、実際に筆者が専門を超えて読書の愉しみを交歓できる仲間と、研究室でコーヒーを啜りながら、書斎のソファーでウイスキーグラスを傾けながら語り合つた、文科と理科を横断し、ジャンルと時代を縦断する興味深い話を綴った現代版ミニサロンである。
キャッ!と、思わずページをとじる人でも、よくよく見れば笑いだす絵本です。ミクロでもマクロでもない、目をシロクロさせる人気者の世界。気持ち悪いとなげださず、なんどもなんども見かえして遊んでください。名前のわからない、わけもわからない虫たちには、自分でかってに名前をつけて楽しみましょう。