この本は、『今昔物語集』の表現の魅力を掘りおこしながら、現代にも通じるたくましい女たちの話の数々を紹介したものである。
前方を鋭くにらむ森厳な薬師さん。拝む者を圧倒するボリューム感。
Back to the Basics(基本に戻ろう)をキーワードに、わかりやすさと使いやすさを追求した和英辞典誕生。高校生・受験生はもちろん社会人にも。完全新版2色刷。
妊娠経過にあわせた豊富な会話例と、産科用語の英和索引つき。
本書は、危険物、毒物又は劇物などの漏えい、流出、火災が発生した場合に、特に危険性が高く、応急措置又は消化の困難性が予想される物質の中から290品目を抽出し、一般的危険性及び物性、消火、応急措置及び処理要領、安全管理上留意すべき事項及び必要な装備、人体に対する危険性及び救護要領、について要約したものです。
19世紀末から第一次世界大戦にかけての、科学技術と文化における飛躍的な革新と、それにともなう時間・空間にかかわる認識と経験の変化を論じた『時間と空間の文化』の前半。電信・電話、無線通信、X線、映画、自転車、鉄道、飛行機などの発明と発見、意識の流れの文学、精神分析、キュビズム、相対性理論、時間論の哲学などの展開は、人びとの時間認識・経験にいかに直接的に、あるいは間接的にかかわったか。広範な分野の資料を提示しながら、目には見えない“時間”の姿を描き出す。
本書はH.Kohutの自己心理学とそれを取りまく諸理論に関する10年間の著者の研究の総括である。
多様な言語・宗教・政治のなかに浮かびあがる濃緑の文化世界。「東南アジアの顔」を求めて、歩きながら考える歴史学。
鬼切部の戦いを制した安倍頼良・貞任父子。朝廷はしかし、新たな陸奥守として源頼義を任命する。藤原経清の願いも空しく陸奥はふたたび戦乱に引き戻された。「前九年の役」、後にそう呼ばれる安倍一族と源頼義の生死をかけた激突は、みちのくに生きる人々の運命を大きく変えていった。
20世紀を代表する大指揮者として名高いフルトヴェングラーの死ははたして自殺だったのか。エリザベット夫人へのインタビューを実現させた著者が、二人のロマンス、ナチとの闘い、晩年の苦悩など、知られざるエピソードを交えつつ不世出の巨匠の素顔を浮き彫りにし、その生涯と芸術を振り返る。