十九、二十世紀よりももっといきいきと女性が活躍した時代があった。民衆の本音を反映するモリエールやマリヴォーなどの庶民喜劇を題材とし、舞台上の「コケット娘」たちに新たなスポットをあてる。
「ひがたは、カニや貝を育てるいのちのゆりかご、自分の手でこの自然を…」森田さんの情熱と行動が、多くの人の心を動かし、やがて、ひがたは…。環境教育絵本。
義務教育の教科書は、なぜタダになったのかー。それは「高知・長浜のたたかい」の成果であった。その政治的・社会的背景と諸外国の状況をも明らかにした初めての総合的な記録。
父はアルツハイマー病でボケが進むばかり。一方、母はパーキンソン病で歩けない。池辺一族に勃発した介護戦争を巡って、五男一女とその配偶者たちが知力・体力を総動員して格闘する。人間としての愛と優しさ溢れる家庭ドラマの中に、在宅介護を通して高齢者問題を考える貴重なヒントが満載。
本書は、シーケンス制御をはじめて手がける技術者、あるいは高等学校や専門学校から設計・製造・生産などの実社会にでるとき、現場の実務で最初に必要とされる基本的な事柄を習得し、シーケンス制御の実務に従事する準備に役立つ。
近代日本の散文の可能性を切り拓く。夏目漱石『坑夫』を、写生文として読むことによって、無意識の自明性の中に葬られてしまった読むことの出来事性が鮮やかに甦る。
国際戦略の中で揺れ続けた「未来の」エネルギー。
ワールド・ミュージック・ブームをへて、さまざまな民族の音をへだてなく聴く「地球の耳」が育ちつつある。ますます狭くなる地球、そして民族問題の激動は、私たちの耳に何をもたらすのだろう。自分の足で地球時代の音をたずね歩きつづけてきた著者の出会いのよろこびに満ちた、「世界の音・民族の音」。
ジョンの死後の“肉声”が聞ける衝撃の書。新作の詩2編と昨年末に行われた最新インタビューも収録。
むずかしい理屈は抜き。『原価』についての、こんな疑問にお答えします。「原価ってそもそも何」「原価計算には何種類もの方法があるってホント」「なんでもかんでもコストダウンしていいのか」「儲かる製品かどうかをどうやって見分けるのか」-2時間であなたの「コスト感覚」が研ぎ澄まされること、間違いなし。
最前線からのメッセージ。最新マニュアル。付 統計資料 関係団体・企業名簿。
ナル子は童話作家をめざす女の子。やっと書きあげた作品を雑誌のコンクールに応募すると、なんとこれが入選してしまった。いよいよ念願の作家デビューか、とナル子は大興奮。ところが、入選者は山ほどいるし、本を出版するなんて夢のまた夢だと知り、がっかり。こうなりゃ、出版社へ原稿をもちこんで、意地でも作家になってやる。クラスメイトのみかや、美形のいとこ・あつみ姉ちゃんを味方にして、デビュー作戦開始。まずは編集長にアタックだ。