著者デイヴィッドと彼のカメラ(それからデイヴィッドの飼い犬ランプ)は、家族の一員だった。ピカソはヴェラスケスの傑作『ラス・メニーナス』に触発され、怒涛のごとく描いた45枚の絵の前景として、無表情な猟犬をランプのいきいきとした姿に描き換えた。本書では、その中の14枚の絵をフルカラーで収録するとともに、ダンカンが撮影した、ピカソとランプの親密で印象的なモノクロ写真を載せている。
これは偶然ではないのかもしれないー。アラスカで犬ぞりレースに参加していたリリーは、レース中の度重なる不可解な事故に身の危険を感じた。ひょっとして誰かに命を狙われている?だとしたら何故?私はただの獣医なのに…。しかも危険はそれだけではなかった。リリーが最も信用していない男、プレイボーイの悪名高きデレクが、彼女の身を守るためと言って昼夜そばにいることになり…。T-FLACシリーズ第5弾。
黒澤映画の原作となった「羅生門」と「薮の中」をはじめ、リアルな人間心理を克明に描き出す奇譚・悲喜劇の数々。「今昔物語集」「宇治拾遺物語」等に題材を得た王朝小説16篇を収録したオリジナル企画の短篇集。天才作家・芥川龍之介が最も得意にした日本の中世が今いきいきとよみがえる。
9年間にわたったモルダーとスカリーの捜査が決着をみる大人気シリーズ完結編のDVD-BOX。モルダーに変わって登場した捜査官のドゲット、レイエスも活躍。追い求めた真実とは……。
激動の20世紀を生きた、ジミー・ミリキタニのメッセージを画と言葉で綴る。感性豊かなアートの世界。
「どの死体も特別で、ほかの死体とはひと味違うものがある」毎日運ばれてくる遺体に、美装を施す葬儀屋のマッドン。死体が物語る他人の過去を、長年密かに覗いてきた。だが、今夜の遺体は違ったー老いた恩師の遺体。今かつての教授を目の前に、葬ったはずの「自分」の過去が彼を襲うー医学生だった親友とその恋人の殺害事件。そして己の罪…。記憶に眠る、40年前の事件の真相とは!?スコットランドの異色ミステリ。
ラスベガスでショーに出演するトリーナは、ショーガールとしては微妙な年齢にさしかかり、将来に不安を抱いている。いつか自分のダンススタジオを持つのが夢だが、やむを得ない事情で貯金も使い果たしてしまった。そんなトリーナの前に、ある日ジャックスという素敵な男性が現れた。プロのギャンブラーという職業には少し疑念を覚えたが、育った境遇や価値観の近さ、彼といると思わず情熱的にふるまってしまう自分に気づいて、恋愛に奥手だったトリーナはついに運命の恋を予感したー彼にとんでもない目的があることも知らずに。
強烈な個性と確固とした世界観でファンを熱狂させた、SF映画史上屈指の凶悪キャラクターが対決するアクション・ホラー。強烈な酸で何でも溶かしてしまうエイリアンと凶悪な肉食異星人のプレデター。勝つのはどっちだ!?
ロシアの孤児院で暮らす6歳のワーニャは、幸運にも裕福なイタリア人夫婦の養子に選ばれる。そんななか、かつて養子に引き取られていった友だちの母親が孤児院に現れる。自分を産んでくれた母親の存在を意識し始めるワーニャ。その想いは日増しに強くなり、必死に文字を覚え、母親の消息の手掛かりを突き止める。院を脱走した彼は、一人列車に飛び乗った。本当のママに会うために…。実話から生まれた愛と感動の物語。
情欲、金銭欲、知識欲に名誉欲。さまざまな欲望にからめとられた人間たちがたどり着く、最果ての境地とは…。はかなく、深く、そら恐ろしい人間心理の究極の姿を、川端康成、谷川俊太郎、五木寛之、河野多惠子ら、10人の作家が描き出す。『恐怖の森』に続くホラー短篇集の第二弾。
M&Aの浸透などにより事業の再構築が進む今日、本社が果たすべき役割とは何か?企業戦略にかかわるすべてのエグゼクティブが読むべき快著。
父の海外転勤で、自由奔放な16歳の娘ホリーはマンハッタンに暮らす姉バレリーの部屋に転がり込む。ホリーとは対照的な姉は、仕事も恋も順調で、1人暮らしを満喫していたが……。魅力的な姉妹の楽しいニューヨーク生活を描いた海外ドラマ。
アメリカの国民的娯楽として愛され続けてきたベースボールは賭博スキャンダルや人種差別、戦争や不況、NFLやNBAとの競合、経営不振や薬物問題などさまざまな障害を乗り越えて数世紀を生き永らえてきた。ファンの情熱に支えられ時を超えて語り継がれてきた名選手たちの記録と記憶がつなぐアメリカ野球の系譜をたどる。
ヴィクトリア朝全盛期に生まれ育った非凡な女性の77年のドラマティックな生涯。
国民的なTVアニメ『クレヨンしんちゃん』の第8期放映分より、選りすぐりの傑作を収録したシリーズ。ちょっとオマセな園児のしんのすけが、シュールな笑いとともに得意のおバカぶりを炸裂させる。
数の数え方から微分積分まで、ひとっ飛び!だからわかる!だから面白い!スピーディーでスリリングな数学“超”入門。
それはすべて、ぼくが暗い穴に落ちて始まった。-引きずり込まれた、と言ったほうがより正確かもしれない。時空を越えたそこに、なぜか懐かしい人たちがいた…一九世紀アイルランドの荒涼としたアキル島で、ある一家とともに、たくましく生き抜く少年の“心の旅の物語”。2000年ミスター・クリスティーズ・ブック賞受賞。2001年シーラ・イーゴフ児童文学賞受賞。2002年度アメリカ図書館協会(ALA)優秀YA作品選出。
お百姓になった宇宙飛行士が語る持続可能なエコ・ライフとは。