なかよしコンビのパンダとラッコがくりひろげる、4つのきせつのゆかいなものがたり。
かつて生物は、少しずつ着実に進化すると考えられてきた。これに対してグールドは、進化は突然起こると主張する。いきなり完全に変化したかたちで出現するというのだ。このような“断続平衡説”をはじめとして、自然界をしなやかな知性で見直すことにより、新たなメッセージをつぎつぎに見いだしていく。生物の形態や行動をつぶさに観察して、背後にひそむ生物進化の本質にするどく迫るグールドの代表作。全米図書賞受賞。
なんだよ貰って当然だろ!!えっ分け合うの!?与え合う心の豊かさを謳い上げ、愛の大切さを描いた母と子のための寓話。
大手航空会社・パンダ航空の客室乗務員・春日野美雁は、若手ナンバーワンとの呼び声高いパイロット・神園修慈との肉体関係を清算しようと決心し、一方的に別れを告げた。しかし、乗務したファーストクラスで投資家マーク・スペンサーにその身を狙われ、勤務中であるにもかかわらず耐え難い恥辱を味わわされてしまう。麗しい姿とは対照的なストーカーじみた行為によって、ついにマークの手に墜ちた美雁。助けを求められるのは、自分から別れを告げた神園しかいなくてー。極上の身体に群がる男たちが繰り広げる、めくるめく愛と欲望のセクシャルフライト。浮気な機長の操縦で、襲われ体質のCAと物見高いクルーとヘンな客を乗せたパンダが今日も飛ぶ!書き下ろしシリーズ第一弾。
パンダはなぜ手に6本の指を持っているのか、ある種のダニの雄はどうして生まれる前に死んでしまうのか、ミッキーマウスが可愛くて悪役のモーティマーが憎たらしいのはなぜか、ピルトダウン事件の真相は?-このような謎の解明に、現代進化生物学の旗手グールドは挑戦する。才気溢れる着想と楽しい話題、ときには辛辣だがユーモアに富んだ語り口で、科学と人間の関係をじっくり考えさせてくれるエッセイシリーズ第2作。
キャビンアテンダントの春日野美雁は、腐れ縁のパイロット・神園修慈から一途宣言されて大迷惑。職場にも関係はバレバレ(?)で、ためいきの毎日。しかも乗客が去ったファーストクラスで神園に悪戯されかけて以来、なぜか副操縦士の二岡の視線が痛い。そんなある日、二人の知己と再会した美雁。一人は高校時代の同級生で整備に勤務する河合。もう一人はキャビンアテンダントの道へ進めてくれたかつての上司・阿部。神園の妨害を心配しながらそれぞれの誘いにつき合ったのだが、美雁は阿部との食事の席で、彼の鞄の中にありえないものを発見してしまうー!美雁、ついに本格的禁断プレイの餌食か、はたまた奇跡の救出劇なるか!?欲望渦巻くセクシャルフライト第二便。
いまも新鮮な感動を覚える豊かで繊細な日本の四季、エネルギッシュに躍動する現代中国、辛酸をなめた文革時代の思い出、シベリア、トルコ、カナダなど世界各地への旅で出会った人びととさまざまな暮らし…。元気だけれどかなり大雑把な中国人と、几帳面だけれどいささか融通のきかない日本人の、知れば知るほど愉快な素顔を、おおらかなユーモアで描く。
パンダ航空のキャビンアテンダント・春日野美雁は機長の神園修慈と恋人同士。しかし社内でも半ば公認の仲ながらいまだ関係を認められない。ある日、神園の親友で同じく機長の倉重と同じ便に乗務することになった美雁は、運悪く産油国アルカラの皇太子のお世話係に任命されてしまう。若く逞しく支配者然とした殿下の相手を必死に務めていた美雁だが、なんとその飛行機がハイジャック!事件のさなか意識を失った美雁は、気づけば目の眩むような宮殿でたった一人、倉重たちクルーの姿はどこにもなく、殿下の后として婚礼を挙げる準備をされていて…。国家レベルの監禁に怯まずアルカラに乗り込んできた神園に、やっと自分の心を認めることができた美雁だがー。怒涛のシリーズ完結編、全編書き下ろし。
パンダをさわったこと、ありますか?中国では子パンダをさわり放題!日本中のパンダ全11頭も制覇!かわいいけれど、それだけじゃない。知れば知るほど不思議なパンダワールド。写真も満載。
パンダは中国の限られた地帯にのみ生息する希少動物である。中国はこの動物を、「友好の使者」として外国に贈ってきた。その数は、過去70年間で16の国と地域に、約70頭。そして、その背景には必ず中国の外交政策があった。「パンダ外交」の歴史を軸に、中国の外交戦略を俯瞰し、その本音を読み解く。パンダ外交のきっかけが日中戦争にあったなど、驚きの事実が満載。