屋根裏部屋に長いことほうっておかれたからでしょうか。その人形は耳も目もとれ、口さえついていませんでした。けれども目と耳と口をつけてもらって、人形は、長い長い夢のようなねむりから目ざめたのでした。動けるようになった人形は、自分に『ちびパンダ』という名前をつけ、外の世界に冒険にでかけますが、まいごになってしまい…。日のしずまない、北国の夏の夜を舞台にくりひろげられる、命を持つ人形と、おしゃべりをする動物たちの、ふしぎでたのしい物語。フィンランドの優れた子どもの本のさし絵に贈られる「コイブ賞」をみごと受賞した、宝石のように美しいさし絵入り。
野生動物研究の第一人者が、水墨画さながらの山岳地に見た野生パンダの生態を明かし、異文化間の相互理解を求めながら保護活動に奮闘した四年半の体験を綴る。
動物の気持ちがわかる本。動物を見るまなざしが温かく、優しい。動物と40年以上くらして、動物たちは仲間であり、家族であるという思いがある。人と動物たちと共に生活するーLiving together-という視点を大事にする。
子供たちの世話になるまいと飛び込んだ有料老人ホーム。自らをパンダと称してのそこでの暮らしぶりと共に、それら施設のあり方を問い、また、まっ正直な生き方が胸をうつ、社長時代の印象的な出来事の数々をつづる好エッセイ。
「ゆーさんのラーメン、残したりするんじゃなかった…」。ここは船底、オリの中。白黒まだらの腕でつかんだ笹の葉を、後悔の涙がぬらしてる。あわれ、ミキは空腹のパンダの姿に。南の島のマーナ王から、聖マリアに招待状が来た。香港への船旅を楽しめるのは、院長先生が選んだ10人だけ。めだたないミキは、ぬいぐるみを着て忍びこむしかなかったのです。ところが、重大な秘密を“パンダ”は聞いた。船長たちはニセモノ、凶悪な乗っ取り犯なの!
ジン・シュチーさんは、何年もの間、中国の竹林でジャイアントパンダを撮影しています。これは、けっして、かんたんなことではありません。というのは、パンダはとても数が少ないからです。広い中国の奥地に、たった1000頭ほどがすんでいるだけです。だから、ジン・シュチーさんがこんなにすばらしい写真をとれたのは、幸運だったにちがいありません。マルクス・カッペラーさんは、かわいいパンダがどんな生活をし、どのような危機にみまわれているのかを、この本のなかで語っています。世界野生生物基金創立25周年記念出版。
むかしむかしインドのある村にブッダというえらい人がすんでいました。ある日、ブッダのいるボダイジュの木の下に小さなパンダがやってきました。「ブッダさま。みんなをしあわせにするためにあなたの教えを広めたいのです。どうかぼくに真実のお話をきかせてください」ブッダはしずかにいいました。「おまえにはわたしの教えを広めることはできないだろう」。
あのブースケとパンダが、さらにパワーアップして帰ってきた!この本には物語の結末が15通りもあるんだよ。物語を決めるのはキミ。つまりブースケとパンダの運命を定めるのはすべてキミ次第ってわけ。どちらかひとつキャラを選んで、冒険の旅に何度でも挑戦してみてね。今回の舞台は中華人民共和国。はたして無事に日本に帰国できるかな。そして英語ゲームは、画期的な「パリンドローム」(palindrome=回文)。しんぶんし、たけやぶやけた…。これを英語でやると、どうなるの?実戦向けの英語表現も満載。大人気の英語攻略本シリーズ第2弾。
本書は、ペラペラめくって英文を作っていくだけで、自然にその流れが体感出来るようになっています。超基本のレベルAから、英語らしい微妙なニュアンスのレベルGまで7レベル。1日1レベル5分ずつで、1週間で勉強出来ます。
全米図書賞受賞! 辛辣だがユーモア溢れる語り口で、自説の区切り平衡説など最新の生物学的成果を分りやすく解説。進化学のプリンスといわれる著者が贈る刺激に満ちた科学論