ビールにバター、地下鉄運賃、携帯電話料金ー。需要と供給の関係なく決められている価格が日本にはあり、消費者が「高い」と感じるその裏には大きな力が関与していると著者は主張する。それはつまり「官製価格」だ。総務省有識者会議の構成員である著者は、官製価格化こそが市場からダイナミズムを奪い、経済の停滞を招く元凶と警鐘を鳴らす。官製春闘、官製相場。官製化から脱却しないかぎり、この先日本に成長は無い!
「最大最凶のデストロイヤー」と言われる錆。金属を加工し利用することで文明を発達させてきた人類にとって、錆は大敵だ。防食技術と自由の女神、ステンレス鋼開発秘話、国防総省と錆との戦い、腐食防止の環境ホルモンのリスクをひたかくしにする缶産業の実態、極寒のアラスカを縦断する石油運搬パイプラインは、産出量の低下も相まって維持管理は重大な問題である。錆という自然の脅威に、めっきを施し、電流を流し、新たな技術と培った経験を武器に立ち向かう人類の戦いを描く。ウォール・ストリート・ジャーナルベストブック・オブ・ザ・イヤー受賞!
デフレ不況の中で、高級ビールが売れ続けている。サントリー「ザ・プレミアム・モルツ」。45年間赤字が続いたサントリーのビール事業を黒字化する原動力となった、「時代に逆行するヒット商品」-。この商品を生み出すための、開発者や営業マンの創意工夫と、経営者の挑戦を追った。さらに2012年春、8年連続で売上増を達成していた看板商品の「刷新」が行われ、売上の伸びは一段と勢いを増す。東日本大震災以降の時代の変化をも掴んだ成功の裏側を大幅加筆し文庫化。
巨大なピラミッドから、電車の切符、名刺の寸法まで、この世のあらゆる物の“長さ、重さ、量”にとことんこだわったこれぞ妙なる〈大きさ〉の謎解き本。
あまった材料もこうすればおいしく変身。お酒別にあっさり味・こってり味のメニューが選べる。簡単にできるお酒のあとのひと口ごはんの作り方も紹介。
ビールひと筋の100年企業は、いかに「会社の脱皮」に挑んだか。その難題に果敢に挑戦した人々の戦略とロマンと友情。
料理人15人が紹介する、ジャンルを問わず横断的に捉えた料理93の品々。併せて、いまや酒席の締めの必須アイテム・デザート17品を紹介。
「逆境をいかに乗り越えたのか?」長すぎたマイナストレンドをどう乗り越えたのか?「眠れる獅子」からチャレンジャーへと見事な変身を遂げた、キリン復活のシナリオがここに明らかになる。
アサヒビールの社員たちが、会社を環境保全型企業にするために地道に努力した記録である。これから本気で環境問題に取り組もうとしている人や企業に少しは役に立つ。
民間最大規模!二十数回をこえる「全国酒類コンクール」での栄冠・栄光を誇る名酒(日本酒)、名品(本格焼酎・泡盛・地ビール他)をここに紹介!躍動する新しい時代の代表銘柄をガイドする。酵母各種など「酒造用語集」付き。