本書は基本的に関連技術を見直し、新たな構想の元に、直接その道で活躍されているエキスパートの得意とする各専門分野の執筆を願い、最新の廃棄物処理技術動向を集大成した。
本書は、農業機械学会によって専門を問わない産官学横断の研究会活動を目的に設置されたアクテイ21プロの1部門として、平成7年度から3年間にわたり活動した「未利用資源研究会」(U-brecs)の研究集会『コンポスト化研究の最前線』に参加した大学、行政、民間研究者の中から、現在正にコンポスト化技術の研究・開発・実践に取り組んでいる研究者、技術者らによって執筆されている。研究会活動を通じて特に厳選されたトピックス、即ち、コンポスト化反応のメカニズム、反応制御、機能性の拡張等に必要とされつつ欠落の多かった熱力学的挙動に関する熱的・物理的性質を始めとする基礎から臭気対策や開発の実践例まで、ほぼリアルタイムの情報が盛り込まれている。
本書は、急速に発展しつつある生分解性ケミカルスとプラスチックにつき、その開発の現状、特に実用化されつつある新素材を中心に、その特性、技術上の特徴、将来の展望などについて解説したものである。生分解性素材の観点からファインケミカルスとプラスチックの両者を総合的・網羅的に捉えたもので、類書とは異なる特色ある書となっている。
本書は広い範囲の生分解性ケミカルスを取り上げ、開発の現状、課題、今後の展望をまとめた。あわせて、ダイオキシン類を主対象とする環境汚染防止化学品を取り上げ、メーカー別市場開拓動向を紹介した。
本書は複雑な廃プラの産業構造を解明と、廃プラリサイクルビジネスが発展するためのキーである、再生原料と再商品化メーカーの動向、再商品化市場を重点に置いている。
本書は、グリーンプラスチック新時代を迎えるにあたり、グリーンプラスチック開発・研究の現状を把握し、今後の課題を明らかにすることを目的として企画されたものである。
プラスチックレンズは、光学設計、レンズ材料、精密金型・鋳型、金型加工、成形加工、表面処理、測定・評価といった関連技術、設備、ノウハウの総合技術とシナジー効果によりはじめて世界に通じる製品、デバイスとして生み出されるものである。本書は、各技術分野、製品化のベテラン或いは新進の技術者が分担執筆したプラスチックレンズの総合技術書である。
本書は、IT機器やAV機器などにおいて注目されている透明性樹脂と包装・容器用途などで注目されている透明性の樹脂について、材料メーカーの第一線技術者と、IT機器やAV機器といったデバイス方面の第一線技術者に、双方の見地から執筆し、最新の透明性樹脂のトピックスを網羅した技術書である。
資源、及び環境に対する負荷が問われ、また全ての製品に対して再資源化が要求される時代にあって、プラスチックも今日的社会の基盤資材としての責任を避けられない。グリーンプラスチックとは資源と環境への負荷が低いプラスチックになるが、本書では再生可能資源を原料とするプラスチックと生分解性を示すプラスチックについてグリーンプラスチックとしての要件を紹介し、実用展開している個別資材の現状と今後を概観する。
本書は、産官学を通じて入手できるプラスチックリサイクルに関する最新の研究成果情報を、各々のプラスチック材料及びプラスチック製品という異なる角度から考察するとともに、その重要な要素を包括的に解説したものである。