本書では、古くからばね用材料として使用されてきた鉄鋼材料、銅合金系材料、耐熱耐食性に優れたNi基超合金、恒弾性材料などに留まらず、ばね用形状記憶合金材料の主流であるNiTi系合金、ゴムやプラスチックなどの高分子材料、セラミックス材料など、比較的最近になって使用されているばね用材料も含めて解説した。
斎藤謙次・加藤渉両博士の編集による「建築実験」が世に生まれたのは今から十数年前である。以来、多くの方々にご利用いただいて、数々の有益なご教示、ご助言を賜わっており、かつ最近の目覚ましい実験技術の進歩・発達と分野の拡大に伴い、一層の内容の充実の必要が感じられてきた。時あたかも、新建築技術叢書の企画がもち上り、その一冊子として、稿を改めて、「建築実験」に新しい生命を吹きこむ機会が与えられた。そこで執筆陣には「建築実験」で育ってきた多くの新進気鋭の仲間にも加わってもらい、全面的に稿を改め、ここに新版を世に送るはこびとなった。
基礎的な事項を精選し、図・表などを多用した、わかりやすい教科書シリーズ。演習問題には詳しい解答を付け自習も可能なように配慮。本書では、材料学の教科書として、ときに際しそれぞれの分野での材料選定のために役立つよう、広範囲にわたる内容について扱った。
バブル崩壊後の日本経済の低迷で金型の国内需要は大幅に後退し、多くのユーザー産業が広く海外展開を推進しているなかで、市場の急速な成熟化と金型調達の国際化とともに、技術の普遍化が進み、一品受注生産形態の金型産業は短納期と価格の対応に追われてきわめて厳しい経営環境に直面しております。こうしたなかで、(社)日本金型工業会では新世紀にも「金型づくりの日本」として世界の市場に貢献できる専業体質と技術の専門高度化をめざして、一昨年より会員相互が連携して懸命に構造改善事業に取り組んでいます。本書では、特色ある事業展開をしている関連企業とその固有技術を紹介しています。
本書は『バイオプラスチックのすべて』を全面的に書き直したものである。第1章では「プラスチックと地球環境」というテーマにして、プラスチックと環境問題との相関関係をより明確にし、第2章から第3章までは前書の流れを踏まえた形で、第4章から第8章はその構成を変えての内容で新たに書き直している。とくに、「グリーンプラ市場の動向」と「最近の話題」という項目を新たに立て、最近の状況を詳説している。これらは、それぞれ第7章と第8章にあてている。
2000年4月容器包装リサイクル法完全施行!ペットボトルだけでなくトレイも!ラップも!どこまで出来るの。
廃プラスチックの処理手段としては、埋立て、再成形品化、焼却(粉砕固形化、油化、高炉処理など)、ケミカルリサイクリング(モノマー還元・低分子量化学物質への分解)があるが、再成形品化(いわゆるメカニカルリサイクリング)が本来のリサイクリングである。このメカニカルリサイクリングには分別回収、回収後の分離・分別・洗浄・再造粒などのプロセスで、異種材料の分別と汚染異物の分離を行うことが不可欠である。クリーン(pure)な再生材料を製造することが再商品(再成形品)化率を高める第一歩である。このような装置技術に、先進国は特に1980年代後半から精力的に取り組んできた。欧米(環境)先進国ではこの再成形品化率を21世紀初頭には20〜35%とすることを目標に努力している国も多い。このような装置技術は年々進歩し、多岐にわたって展開している。本書は欧米調査の経験も豊富なわが国におけるこの分野の専門家が各章を分担執筆。1999年8月までの新しい情報やデータを含めてまとめられたものである。
本書は、「分解性プラスチック」(生分解性プラスチックと光分解性プラスチック)について、廃棄プラスチックの規制や処理の動向をふまえて、各種分解性プラスチックの開発技術、分解性評価技術について、第一線の研究者の方々に解説していただき、さらにインタビュー調査、アンケート調査を含めて、今後の代替可能性、新機能材料としての利用可能性を展望することを狙いとしたものである。
本書は、規制の動向と業界の対応、リサイクル技術や回収システムの開発、産業別・樹脂別開発動向、経済性評価から事業化展望までプラスチックリサイクリングの現状と今後の方向性が把める総括的な産業情報書籍の出版として企画された。さらに、欧米の現状と海外企業の動向、リサイクル技術の特許動向なども併せて集大成している。
商品別輸入制度、輸入税率(基本・協定・暫定・特恵)、統計品目番号、関税番号等を記載。
本書は、急速に発展しつつある生分解性ケミカルスとプラスチックにつき、その開発の現状、特に実用化されつつある新素材を中心に、その特性、技術上の特徴、将来の展望などについて解説したものである。生分解性素材の観点からファインケミカルスとプラスチックの両者を総合的・網羅的に捉えたもので、類書とは異なる特色ある書となっている。
本書は広い範囲の生分解性ケミカルスを取り上げ、開発の現状、課題、今後の展望をまとめた。あわせて、ダイオキシン類を主対象とする環境汚染防止化学品を取り上げ、メーカー別市場開拓動向を紹介した。
本書は複雑な廃プラの産業構造を解明と、廃プラリサイクルビジネスが発展するためのキーである、再生原料と再商品化メーカーの動向、再商品化市場を重点に置いている。
本書ではポリマーブレンドの製造・性質・応用などを中心に実用面に力点を置いてまとめられており、個々のポリマーブレンドの具体例を取りあげている。
本書は高分子劣化研究の原点である長寿命化について高分子材料を用途別に具体的な例を示し、さらに、廃棄プラスチックにかかわる環境問題について平易に解説している。