本書では応用技術的体系の工学的流れを、さらに商品設計、配合剤・添加剤の技術、加工技術、製品技術にわけて、それぞれの領域で高分子材料の概念をつかむのに便利な興味ある現象例を採りあげて、筆者の長年の経験から得られた知見と識者の見解を参考にさせていただきながらやさしく考察して、専門外の方々にわかりやすく解説するようにつとめた。
品質工学の第5巻としての本書は、できるだけ分野の異なる多数の実施例を通して、応用上遭遇するそのようなケースバイケースの諸問題をできるだけ詳しく説明し、経済定数の決め方や技術上の定数の決め方を解説することを目的として書かれたものである。本書では品質評価の第一歩として必要な機能限界と機能しなかったときの損失から損失関数を求め、それを利用する方法を種々の具体例を通して説明している。
本書は、樹脂ライニングの技術および施工、検査、試験などに関する、日本およびアメリカ、ヨーロッパの主要な規格・基準・指針類を網羅し、あわせてゴムライニング、重防食塗装、耐食FRP、およびプラスチックの耐薬品性試験法、溶出試験法の規格・基準類についても紹介するとともに、それぞれに解説を付すことで今日的問題点をもあきらかにしたものである。
本書は建築材料を80項目に分類し、各項目ごとに左側頁に説明、右側頁に関連する項目を絵ときで学習しやすいようにまとめました。日常の勉強はもとより、建築士、インテリア、建築施工管理技士の受験に、日常業務に役立つ内容解説です。
本事典は工業材料として、ほぼ定着したエンプラの代表的な種類をとり上げ、基礎、特性、応用などを平易に、しかも具体的に解説したものである。このような解説書は多く刊行されているが、本事典は開発の歴史、物性データなど基礎的なものから、成形、応用に至るまでの知見をまとめ、読者の利用に便利なように配慮した。
現段階では難削材は加工データも少なく、加工技術が未確立なものが多い。また、加工に際しても仕上面あらさや表面品位などに種々な要求が課せられることになる。本書では実用的な知識に重点を置き、表現もできるだけやさしくした。企業の中堅技術者の方々、各種研究機関や研究所の方々、大学や大学院の学生諸君のみならず、企業の新入社員や高専の学生の皆様にも役立てていただけるものと考えている。
多様化又はファイン化する接着技術の全分野を把握することは困難なので、本書ではまず、接着剤を系統別、機能別に分類して詳細に解説し、さらに技術面では、被着材を金属・ガラス・セラミックス、木材・紙、複合材料、プラスチック・ゴム、コンクリート・その他などの材料別に分類し、可能な限り接着技術全般に活動できるように心がけた。
本書は、プラスチックの使用例をあげ、それぞれが何故そこに使われるのかを記したものである。そして、ここでは具体的な商品、少なくとも完成品、またはわれわれの生活を支える資材とのかかわりの面からさぐってみた。
デザインの必要性、重要性を指摘する声が各方面で高まってきた。企業にとっては、ユーザーのニーズに合った商品の開発はもとより、企業イメージの浸透、快適な工場・オフィスづくりを進める上で「デザイン」を考えることは、今や不可欠といってよい。