エンジニアリングプラスチック(エンプラ)は強度と耐熱にすぐれ、年々用途が拡大してきた。しかし、エンプラの性質を真に理解して適正に使用されなければ、そのすぐれた特徴を発揮することはできない。本書は、エンプラを設計、利用される方々に不可欠な性質や応用例などを図・表を豊富に用いて解説、さらにメーカー名(商品名)を掲載した。
感光性樹脂とは、光で加工できる特殊なプラスチックのこと。この樹脂は微細なパターンを形成するうえでとても有用で、電子材料分野や印刷分野をはじめとして多くの分野で使われ、とりわけ、最近の電子情報機器の小型化と高性能化に大きな役割を担っている。本書では、化学式による記述は必要最小限に止め、できるかぎり多くの図や写真を用いて説明するよう努め、感光性樹脂が「どのように使われているか」を中心に解説した。
本書は、総合電気メーカーの材料研究部門に35年間所属していた著者が、民生用電気製品の構造用プラスチック成形品の信頼性設計のあり方を経験した実践例をまじえてまとめたものである。個々の高度な設計技術を駆使するだけでは、満足な実用的成形品が得られるとは限らない。「コストアップの要素を含む設計技術」と「できるだけ低コストに抑えたい現場技術」との調和を念頭においた設計手法こそ、高信頼性成形品を生み出す真髄であることを解説した啓蒙書である。
プリント配線板から半導体チップ、三次元実装、自動車、電池、磁性体…における最先端の表面処理技術を満載。
磨きぬかれた感性とアイディアが、高レベルヒット商品を創りあげる。いま市場に花ひらく優秀商品9例。
本書は、これからの社会を「エコサイクル」社会と位置づけ、廃棄物の有効利用の新しい取り組みを紹介。
機械工作法は多くの加工法があり、すべてを詳しく述べると膨大なものになってしまう。そこで多くの分野の必要不可欠な知識を修得してもらうために、本書は機械工作法の主要な部分を厳選し、できるだけわかりやすく、基本的な事項について解説を試みている。この機械工作法の知識を広く理解することにより、いかに効率よく製作するかだけでなく、「もの作り」に対する新しい創造も生まれてくるはずである。また、本書では、プラスチック製品が多くの分野で使われていることを考慮し、多くの機械工作法の教科書であまり述べられていないプラスチック成形法の章を設け、その解説を行っている。
プラスチックの新グレードが、つぎつぎと登場する今日、バラエティに富んだ素材を適材適所に使うために的確な選択の目が必要となる。それには、各々のプラスチックの現状を知ることが出発点となる。本書は市販されているプラスチックの中から約90種を取り上げ、特徴、物性、成形加工性、二次加工性、応用例などを簡潔にまとめ、主なメーカー名、商品名を掲載した。さらに特徴をよく示す図・表を充実させ使用の便を図っている。
身のまわりにはプラスチックを使った様々な製品が目に付く。それらは、私たちの日々の生活に大いに役立っているが、「環境」が社会問題化している現在、プラスチックのリサイクルは早急に解決しなければならない課題となっている。本書は、プラスチックに関連のある仕事をされている経営者・技術者向けに、さらにはリサイクルについての知識を得たいと思っている一般読者向けに、プラスチックの役割とリサイクルの意義・問題点をわかりやすく解説した。各樹脂の特性についても触れているので、読者はプラスチックの基礎から理解することができる。
プラスチックの新グレードが、つぎつぎと登場する今日、バラエティに富んだ素材を適材適所に使うために的確な選択の目が必要となる。それには、まずそれぞれのプラスチックの現状をよく知ることが出発点となる。本書は市販されているプラスチックの中から80種以上を取り上げ、特徴、物性、成形加工性、二次加工性、応用例などを簡潔にまとめ、さらに、主なメーカー名を掲載した。
本書は、米国コンピューター会社の図面と図面作成仕様書を基に、英語例文・単語・熟語をまとめたものである。第2版では、英語例文数を約980例と初版の約2.5倍に増やした。さらに実戦的な業務に活用できるよう、例文を製品別・工程別に分類したので、日常業務で必要な例文を即時に探しだすことができる。後半には、技術用語の単語・熟語の英和・和英辞典を収め、随所に例文も示してある。
本書は、2000年10月末日現在におけるJISの中から当該分野に関係する主なJISを収集し、利用者の要望等に基づき使いやすさを考慮し、必要に応じて内容の抜粋などを行ったハンドブックです。
導電性高分子は電気を通すプラスチックであり、しかもノーベル化学賞の対象にもなった注目素材である。しかしその実体はまだ一般に十分認識されているとは言い難い。本書は導電性高分子の登場の背景、合成法、特性などの基礎的事項から、現在までの開発・実用化例、将来展望までをやさしく解説したものである。
フィラーがプラスチック、複合材料を変え、市場を拡大している。フィラーの高性能化、制御技術が進展するにつれ、プラスチックあるいは複合材料の種類が増えるとともに機能が大きく向上したことが大きな要因。本書では、フィラーの基礎知識と機能、複合化に必要な界面の制御技術、複合化効果と応用の三編に分けてやさしく解説し、理解度を高めている。
主要なプラスチック80種を網羅し、その特徴、物性、成形加工法、二次加工性、応用例を簡潔にまとめた。どのプラスチックが、どこで、どのように、なぜ使用されているか、また、プラスチックと金属の比較、構造と特性の関係なども図表を用いて分かりやすく説明している。主なメーカー名や商品名の最新情報も掲載し、実用の便を図った。
プラスチックが、構造用・工業用材料として、本当に信頼を得て使われるようになるためには、プラスチックにたずさわる技術者が、その材料の強度や破壊の特性を知る必要がある。最新の研究成果も含めて、プラスチックの強度問題が理解できるよう、平易に解説してある。