昨年の来日時と同じ顔ぶれでの、昨年11月ニューヨーク録音。ディラン名義では未発表だった幻(?)の楽曲の30余年ぶりの録音(5)をはじめ、珍しい楽曲をいくつも取り上げている。彼はいつだって変わりようもなく彼だが、その彼の本質を精製したような内容だ。
新曲ばかりのレコーディングは、実に7年ぶりだそう。ツアー・メンバーに同世代のベテラン・ミュージシャンを加えた編成で、泥臭い歌と演奏を聴かせる。前作『奇妙な世界に』くらいなまなましい音質でもよかった気はするが、ディラン自身は気力十分。
フォークの神様ことボブ・ディランの人間像を探る映像ドキュメンタリー。DISC1にはツアー専属カメラマンによる1966〜74年の素顔を、DISC2では75年以降の活動に影響を与えた関係者たちが語るボブのエピソードを満載。
最高の音で楽しむために!
ジョージ・ハリスンの主宰により、ボブ・ディラン、リンゴ・スター、エリック・クラプトンら数々の友人たちが集った71年のバングラデシュ難民救済チャリティ・コンサートが、未発表映像を加えた2枚組仕様でDVD化。
アンダーグラウンド・ヒップホップのMCによる1stアルバム。アンティコンから豪華な助っ人を迎え、中毒性の強い早口かつメロディアスなラップを高品質なビートに乗せている。
1962〜82年に至る年月に残した作品の中から、ヒット曲や代表曲のみならず、18もの未発表音源も収録し、ボブ・ディランの活動を丁寧にまとめあげた全53曲に及ぶ集大成的作品。
1971年に発表された通算2枚目のオリジナル・ベスト盤。1967年の第1弾とダブらない選曲に加え、当時未発表だった曲が6曲も収録されており、ファンにとっても侮れないアイテムだ。
プロテスト・ソングが中心となっている通算3作目は、ディランの強烈なメッセージが織り込まれた初期の傑作アルバム(1963年作品)。初期の代表曲となったタイトル・チューンなどを収録する。