ウッドストックの自宅付近でバイク事故を起こし、活動停止を余儀なくされていたボブ・ディラン。本盤はそうした中で企画された初のベスト・アルバム(1967年リリース)。初期の代表曲が集められたディラン入門編として最適の一枚。M9は初めてアルバムに収められた1965年のヒット曲。
Disc1
1 : Rainy Day Women #12 & 35
2 : Blowin' In The Wind
3 : Times They Are A Changin'
4 : It Ain't Me Babe
5 : Like A Rolling Stone
6 : Mr. Tambourine Man
7 : Subterranean Homesick Blues
8 : I Want You
9 : Positively 4th Street
10 : Just Like A Woman
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1963年発表の2ndアルバムで、初期ディランの代表曲がギッシリ詰まった名作!! 超名曲M1“風に吹かれて”はじめ、プロテスト・ソングM3“戦争の親玉”、M7“くよくよするなよ”、英国トラッドのマーティン・カーシーの“ロード・フランク”を下敷きにしたM8(ストーンズの落書きジャケに出てくる)、M2“北国の少女”は『ナッシュビル・スカイライン』版でもお馴染みの曲(英トラッド“スカボロ・フェアー”にインスパイアされ書かれたもの)…などなどフォーク界屈指の若き才能、ボブ・ディランの輝きがヒシヒシと伝わる作品。ディランの当時のガール・フレンドだったスーズ・ロトロと片寄せあって冬のニュー・ヨークを歩くジャケも美しい。 この作品は当時の公民権運動などが高まる機運の中で、主にインテリ層を中心にゴールド・ディスクを獲得するほど売れた。
Disc1
1 : Blowin' in the Wind
2 : Girl From the North Country
3 : Masters of War
4 : Down the Highway
5 : Bob Dylan's Blues
6 : Hard Rain's a-Gonna Fall, A
7 : Don't Think Twice, It's All Right
8 : Bob Dylan's Dream
9 : Oxford Town
10 : Talkin' World War III Blues
11 : Corrina, Corrina
12 : Honey, Just Allow Me One More Chance
13 : I Shall Be Free
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全曲が自身のオリジナル曲で固められたボブ・ディランのサード・アルバム。1964年発表。ジャケット・デザインはプロテスト・ソングの師、ウディ・ガスリーの代表作と類似しているとの指摘もあり、前作辺りからのプロテスト・ソングをウディと同等なまでに極めたディランというイメージも浮かんでくる。ピーター・ポール&マリーのカヴァーでもお馴染みの表題曲M1”時代は変わる”収録。英国トラッドのメロディを拝借したM2やM10をはじめ、M8にもそうした影響が出ている。
Disc1
1 : Times They Are A Changin'
2 : Ballad Of Hollis Brown
3 : With God On Our Side
4 : One Too Many Mornings
5 : North Country Blues
6 : Only A Pawn In Their Game
7 : Boots Of Spanish Leather
8 : When The Ship Comes In
9 : Lonesome Death Of Hattie Carroll
10 : Restless Farewell
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『セルフ・ポートレイト』が不評を買ったためか、前作から僅か4ヶ月でリリースされた1970年度作『新しい夜明け』。前作とは打って変わって、本作はオリジナル曲で占められており、中でもジョージ・ハリスン、オリヴィア・ニュートン・ジョンによってカヴァーされたM1が評判となる。またディラン自身が7曲でピアノを弾いているほか、アル・クーパー、チャーリー・ダニエルズといった多彩なゲストが参加している。
Disc1
1 : If Not For You
2 : Day Of The Locusts
3 : Time Passes Slowly
4 : Went To See The Gypsy
5 : Winterlude
6 : If Dogs Run Free
7 : New Morning
8 : Sign On The Window
9 : One More Weekend
10 : Man In Me, The
11 : Three Angels
12 : Father Of The Night
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Disc1
1 : Here Comes Santa Claus
2 : Do You Hear What I Hear?
3 : Winter Wonderland
4 : Hark the Herald Angels Sing
5 : I'll Be Home for Christmas
6 : Little Drummer Boy
7 : Christmas Blues, The
8 : O' Come All Ye Faithful (Adeste Fideles)
9 : Have Yourself a Merry Little Christmas
10 : Must Be Santa
11 : Silver Bells
12 : First Noel, The
13 : Christmas Island
14 : Christmas Song, The
15 : O' Little Town of Bethlehem
以前から報じられていたように、Bob Dylan がキャリア初のクリスマス・アルバムをリリースすることとなりました!
本作は、カリフォルニア州サンタモニカにあるJackson Browne のスタジオでレーコディングされ、クリスマスのスタンダート・ナンバーである"Must Be Santa" や "Little Drummer Boy"、"Winter Wonderland"、"Here Comes Santa Claus"、"Little Town Of Bethlehem" などが収録されるそう。 また、アルバムには最新作『Together Through Life』でもアコーディオンの演奏者として参加したLos Lobos のDavid Hidalgo も再び参加しているそうです。
そして、このアルバムの売上金はすべてアメリカ最大の国内向け飢餓救援基金 Feeding America 基金に寄付される予定で、アメリカ以外の国での売り上げによる印税も、イギリスとその他の発展途上国のいずれかの慈善団体に全額を寄付する計画となっています。さらにこの寄付金で、クリスマスシーズンには140万人分の食事を提供できる見通しもあるとか。
今年の6月にリリースされたばかりの最新作も好評なBob Dylanですが、彼の長いミュージシャン活動において初となるクリスマス・アルバムだけに、ファンでなくとも注目したい作品ですね!
今年はBob Dylanでいつもと一味違ったクリスマスを演出してみてはいかがでしょうか?
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